●更新日 08/19●

テレクラで捕まえ、下着売りつけ・・・


今回は不倫調査の話です。依頼者は、結婚5年目の29歳サラリーマン。調査の対象は同い年の妻で、夜の営みがかなりの間ないので怪しいということでした。

「最近、奥さんとしたのはいつ頃ですか?」と聞いてみると、依頼者様は首を傾げたまま「はっきりとは思い出せないけど、妻とは1年はしてないと思います」と苦笑いしながら答えました。

「妻とはー」とは、どういうこと?妻以外の女性とはしているということなのでしょうか?と、あれこれ頭の中で考えを巡らせていると

「実は、妻は子供が出来難い体質なんです。それで妻に配慮して求めないようにしてきたんです。ところが、最近、妻の様子が変わってきて心配になったので・・・」

この話を聞いて私は夫の愛情に飢えている妻の姿を思い浮かべましたが、、、

さっそく、次の日から妻のK子さんを尾行したのですが、初日から驚くべき展開が!

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自宅を出たK子さんは渋谷のホテル街に向かったのです。入って行ったのは、物凄い安いオンボロラブホテル。二時間後、やたら髪の長い若い男が出口に現れたかと思うと、その後方には疲れた顔のK子さん。二人は外に出ると小さく手を振って別々に歩きはじめました。こちらは二手に分かれて尾行し、男性はバンドをやっている男と判明。

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調査三日目。K子さんは明るい色のワンピースに身を包み、茶色の紙袋を持って外出しました。この日、向かったのはホテル街ではなく、恵比寿のオフィス街にある八階建てのビル。エレベータが止まったのは4階で、テナントは「○○リサーチ」となっていました。

4時間ほどして1階に降りてきて、最寄駅の方向に向かって行きました。フラワーショップで立ち止まったかと思うと、中年男性が現れて合流。

K子さんは「これなの。二万円で買ってくれないかしら。16歳の娘のなんだけど」と甘い声で話し掛けて、茶色の紙袋を見せていました。男性ががサイフから二万円を出すと、K子さんは紙袋を渡し、二人はそのままラブホテル街へ・・・。



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結局、どういうことだったかというと、K子さんはテレクラレディーとして働き、そのテレクラで捕まえた男性に下着を売りつけ、さらにセックスを楽しみながら小遣いを稼いでいたのです。

さて、ありのままを報告したのですが、なんと「この事が母さんにばれたらどうしよう・・・」と泣き出してしまいました。

多くの不倫調査を経験して解ったことなのですが、マザコン夫と結婚した妻は不倫に走り易い――というのがあります。

今回も、そうした結末で幕が下りました。



女探偵 ノゾミ


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