●更新日 08/08●

「日本人は何でも盗む!」と主張する韓流映画


捏造された「韓流」ブームに便乗して、またもや日韓の若者交流を描く映画が作られた。


現在名古屋にて開催中で、8月19日からは東京でも行われる映画祭「シネマコリア2006」。

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そこで上映される、「まぶしい一日」という作品がある。この作品は「宝島」、「母をたずねて三千里」、「空港男女」の三つのエピソードから成る。HPの説明によると、「韓国映画界で活躍することを夢見て海を渡った日本の若者たちの参加を得て、全員1970年代生まれという若い世代の韓国人監督たちが作り上げた、異色のオムニバス青春映画。みずみずしいタッチで、日常感覚の日韓関係が描かれており、日韓新時代の到来を予感させる」という。


今からいろいろな意味で公開が楽しみな映画だが、既に発表された内容の中にも驚くべきものが含まれている。「宝島」主演の杉野希妃は、自身も明かしているように本名はソ・ヨンファという在日三世。
杉野は慶応大学経済学部に在籍し、韓国への語学留学中にこの映画のオーディションを受けて主演に抜擢されたという。

HPに掲載された杉野のインタビュー記事中盤には、「以下の文章は映画の核心に触れているため、文字色を背景色と同じにしてあります。映画をご覧になった方は、以下のいずれかの操作をしてください」とある。空白部分をマウスでドラッグして反転させると、その部分を読める。内容は、映画とは直接関係しないものや、事前に読んだからといって楽しみが減るとは思えないものばかりだが、次のような杉野の興味深い発言も。


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「「韓国人に、“お前は韓国人じゃない”と言われたんです。同じ韓国人と思ってもらえないのがショックでした。もちろん、“韓国人だもんね”と言ってくれる人もいます」語学学校では日本人の友達から深刻そうに、“在日なんだよね”と聞かれたこともあった。「ああ、在日問題を深く捉えているのだなあと。私は軽く“韓国人だよ”と思っているのですが。人にどう思われるかではなく、自分自身がどう思うかが一番大事なんです」


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杉野のインタビューは8月3日の東京新聞にも掲載されたが、HPには記載されていないことが記されているので引用しよう。

「物語の中には、主人公の二人が道端で拾ったバイクを乗り回しているのをとがめた韓国人に、「日本人は何でも盗むんだな」と竹島(韓国名・独島)問題と絡めさせたせりふを言わせるシーンがある。韓国での公開時、客席から笑いが起きたことに「驚いた」と杉野」


日本では韓流の一環として好意的な意図で公開されるはずの作品が、韓国では反日感情を煽り、反日的なセリフがギャグシーンとして笑いをとっているという現実。

製作者の韓国人たちも事前にそれを予測できないはずがない。だとしたら、そこにはどのような意図が込められているのかということを、よく考えてみるべきだろう。



タカハシ


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