●更新日 08/02●

エイズ患者・HIV感染者増加中!でも…


池袋保健所にある『AIDS知ろう館』
ここではエイズについて学べ、資料も数多くある。

写真

しかし誰も知ろうと思わないのか来館者はいない…。

エイズはHIVに感染することで発症する。
ある本をめくると、HIVに感染し死を待つ男性のへヴィな話。

写真

そして末期のエイズ患者の写真…。

展示パネルを見ると現在日本のHIV感染者は

11251人(平成18年3月26日現在)

そしてその数は今も増え続けている。
毎年1000人を越える人、東京では
1日1人以上の人が新たに感染している…!

写真

知らないうちに蔓延しているHIVの脅威。
愕然としていると職員の老婦人が来た。

「初めてですか〜」

老婦人は妙にゆるいノリで淡淡とこの厳しい現実を話す。

「そうですよ〜。1日に1人以上の人が感染してます。エイズはなくならないでしょうね〜」

HIVの脅威はどうにもならないと諦めているのか?

「でも最近は良い薬ができて、発症を抑えることができるんですよ〜」

現在は数種類の薬を飲み続けウイルスを減らす『カクテル療法』でエイズ発症を抑え、普通に暮らしているHIV感染者も多いという。
また適切な治療を受けることにより感染者が出産することも可能。

『HIV感染=死』というイメージでもなさそうだ…。

写真

「だから皆さんには怖がらずに検査を受けてもらいたいんですよ〜」

老婦人のゆるさは『諦め』ではなかった。
HIVは感染しても、きちんと治療を続ければ死ぬ可能性は低くなっていたのだ。
本に書かれていたへヴィな話は…

「あ〜。ほとんど古い本なんですよね〜」

ここは『AIDS知ろう館』ですよね…?

しかしHIVは今でも『不治の病』

HIVに感染すれば薬を一生飲み続けなければならず、1ヶ月に3回飲み忘れただけで薬の効果はなくなる。
また薬には副作用もある。

現在、HIVに感染していることを知らずにいる人は、報告されている感染者数の数倍と言われている。
感染原因の8割は性的接触によるもの。

写真

「検査を受ける。正しくコンドームを使う」(老婦人)

SEXのテクニックと違い、HIV予防のテクニックは誰にでも簡単に覚えられる。



リ・コウジ 写真


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事