●更新日 07/14●

勝つ為に! 摩訶不思議、脅威の増量法とは!?


格闘技が好きな人なら、PRIDEライト級絶対王者として君臨していた五味選手を御存知の方は多いだろう。

脅威の10連勝を誇っていたが、4月の試合にてマーカス・アウレーリオという選手に敗北。まさかっ、とショックを受けたファンも多い。

ところで、このマーカス・アウレーリオ選手が所属している「アメリカントップチーム」は、PRIDEの試合に勝つ為に、対策として脅威の増量方法を行なっているという。

日本ではあまり知られていない、この技術とはどのようなものなのだろうか。

まず、大前提の説明として、PRIDEでは契約規定体重測定は2日前に行われるのだが、アメリカントップチームの選手は、2日前の測定の時から試合当日の間までの48時間以内に10キロ増量が可能!

勝つ為の対策法として存在しているのだ。
これはドーピングではなく、アメリカのオリンピック代表レスリングチームが使う技術で、採血輸血に関する技術と極秘の食事療法と言われている。

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試合二日前の計量通過時点 【マーカス・アウレリオ72,8 KG】 【五味 72,9KG



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試合開始直前のホテルで撮影。増量完了

【マーカス・アウレリオ 82,9KG

試合では8〜9キロは体重が五味より重いので、スタミナ・パワー共に有利に運べるようになる。実際、その試合にマーカス・アウレーリオ選手は勝った。・・・勝因は、五味選手が決して柔術ではやってはいけない行動を取ったからなのだが、、、

この選手だけではない。


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PRIDE戦二日前の計量時点【デニス・カーン82,9KG

ちなみに、デニス・カーン選手の隣の人間がオリンピック・レスリングチームの専属コーチである(この人が医療技術資格者)


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プライド試合直前のホテルで撮影。

増量完了【デニス・カーン93KG


まるでホウレン草を食べたポパイのようだ。そして比喩でも何でもなく、10s分増量されている。


返す返すも、これはドーピングではない。
何らかの医療技術であり、試合規定に反した反則行為ではなく、れっきとした試合に勝つ為の技術である。

この辺り、つまり勝つ為の何でもしようとする執念が日本のファイターは甘過ぎると断言する関係者も多い。


勝つ為には何をすべきか?外国人選手である彼らは良く分かっており、与えられているルールの中で最大限努力した結果、試合のリングに立つ時に相手より有利に勝負に挑もうとしているのだ。勝負は戦う前から既に始っている。

勝利に対して命をかけている尊厳を感じざずにはいられない。


・・・ところで、この増量方法は本当どうやっているのだろう?

探偵ファイルのスタッフで、やってみたいのだが・・・夏も近いから痩せようとしている世の流れ反して、太る行為。これもまた面白いではないか。



ホドリゴ


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