●更新日 07/05●

イタリア、延長終了間際の2発でドイツを破り決勝進出


準決勝
ドイツ vs イタリア
  0 − 2 (延長)



ここまでくれば優勝がノルマと言っても過言ではないドイツ。欧州勢のみのベスト4が吉と出るか凶と出るか。

一方のイタリアは攻撃陣と守備陣がガッチリ噛み合い、ここまでの失点はアメリカ戦のオウンゴール1点のみで、対戦相手からのゴールは一切許していない。

ともにW杯4度目の優勝を目指す両チームによる準決勝1試合目は、全後半ともに決め手を欠き、スコアレスのまま延長戦に突入。

延長前半早々に決定的チャンスを得たイタリアだったが得点には至らず、後半にはドイツも惜しいチャンスを逃す。

PK戦での決着を予感させた延長後半14分、劇的な結末が待っていた。

イタリアはトッティの右CKからこぼれたボールをピルロがエリア前正面でキープ。
ピルロは右サイドに詰めていたDFグロッソに、密集したドイツDFの間を通す絶妙なパス。
パスを受けたグロッソがノートラップで左足を振りぬき、巻いたボールはサイドネットを揺らし、最後の最後に均衡が破れた。

時間がないドイツはここから攻めあがるが、これを落ち着いていなしたイタリアはカウンターをかけ、トッティからジラルディーノにロングパス。
ゴール前まで疾走したジラルディーノはDF2人を引きつけ、後方から押し上げてきたデルピエロにはたき、GKレーマンと一対一になったデルピエロが再びドイツゴールのネットを波打たせた。

試合はこのまま終了し、終わってみれば2−0。
これにより開催国ドイツは準決勝で涙を呑み、イタリアが94年アメリカ大会以来の決勝へと駒を進めた。



ヤマダ


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