●更新日 04/28●

小泉純一郎御用達の


靖国神社。

過熱する中国、韓国との外交問題の中で、その名前を耳にすることはますます増えたが、漠然と聞いたことがあるだけで“どんなところか知らない”方も案外多いのでは?

何を隠そう、私自身がその1人。


今回はテレビでは報道されない、興味深いエピソードをご紹介したい。



日曜日の午後、見学会があると聞き、現場へ飛んだ。

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▲本殿

建物に通され、某大学にて日本の現代史を教えているという教授が登場。

「戦前、靖国神社は陸海軍省の所轄に属していました」
元々宗教法人ではなかったことに驚く。

「以前、靖国といえば白い鳩でしたが最近はカラスが増えています。戦犯と黒いカラス…」
意味深な教授の発言。


次に遊就館へ移動。
ここには、明治維新から第二次世界大戦までの資料を中心に展示。
特別展示室には皇室関係の展示がたくさんある。

「三笠宮殿下(昭和天皇の弟)は建国記念日を科学的根拠がないと反対し、日本軍が捕虜に対して毒ガスを使用している映像を見たことがあると発言したことがあります」
こんな寄り道トークも楽しい。

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▲桜花(写真上)彗星(写真下)

ゼロ戦戦車はもちろん、いわゆる特攻隊の兵器である人間魚雷回天ロケット特攻機桜花

遊就館を出て 招魂斎庭・跡地 へ。
合祀する霊を招き入れる 招魂式 を行なう 聖なる場所 であったが

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「現在は財政難の為有料駐車場になっています」

台所事情は厳しいらしい。

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鎮霊社には、世界中の戦争の為に亡くなった人全てを祀ってある。

「『賊軍』や『民間人』を合祀していないという批判に対し靖国はここをアピールしています」

本殿の横には普通の神社と変らない、たくさんの絵馬。
英霊達を祀った靖国神社でみんな何を祈願するのだろう?

教授に質問をしてみた。

「多いのは恋愛、合格祈願、ただ最近はイラクに派兵された家族の無事を祈る絵馬もあります」

他にも社業繁栄祈願参拝があるのも意外。

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いつまでも神社に恋愛成就祈願の絵馬が溢れる世の中でありますように。



Li Kouji(リ・コウジ) 写真


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