●更新日 02/10●

潜入!噂の団体がいる謎の音楽喫茶!


繁華街に頻繁に出没し色々良からぬ噂をされている日本ボランティア会
声をかけられたので話をしてみると馴れ馴れしい口調で

「遊びにおいでよぉ〜。ウンウン。」

とチラシを渡された。



彼らは荒野座という劇団に在籍しており、いつも『銀河JOY』という音楽喫茶でショーをしているという。



意外にもそこは3階建ての専用ビル。
入場料1500円。

客は10代〜40代くらいの人が10名ほど。
彼らに共通しているのは服装が地味で垢抜けていない。
そして、どういうわけか目にあまり精気を感じない。



場内は時間が止まっているかのような空間。
まだ社会主義色が濃かった頃の中国のショーパブのような雰囲気。
しかし歌手は華やかさがなく客同様垢抜けない地味な人ばかり。
そんな地味な歌手が、寒い日はロックに限ると歌い始め



「ヒャ〜ッ!ヒャッ!ヒャッ!」

と叫ぶ姿はロック並みの破壊力。

『おいで竜〜ディラィラ〜』という新舞踊では、北朝鮮風シンセサイザー音楽をバックに、北朝鮮の子供ダンサーのような作り笑顔の女性ダンサーが時折り真顔になり

「パッ!ぺッ!」

と珍しい掛け声をかけながら踊る。
インパクトではこちらも負けていない。

歌唱法は学んだと思われる歌手達が歌う曲は『みだれ髪』等の古い曲中心。
オリジナル曲も歌うが他の懐メロと区別がつかない程古い曲調。
しかし地方からも来ているという客のノリは良く一緒に歌ったりしている。

ここは一曲ごとにアンコールできるシステムで、アンコールの意思表示になるカード(一枚300円)が一定数集まる限り何回も同じ曲を歌ってくれる。
なので最後は『バラが咲いた』4連発という素人には厳しい展開に。
この日は他にも『赤い花あげよ』、『情熱のバラ』等、赤い花が出てくる歌を熱唱。

今や中国でも中々お目にかかれない社会主義国家風(?)音楽喫茶・銀河 JOY。



キャッチフレーズは『緑と愛を育てる』。
ただ、ここの人達は緑だけでなく“赤”も好きなようだ。



li kouji


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