●更新日 01/31●
病人と障害者で爆笑!?『こわれ者の祭典』
『こわれ者の祭典』
アルコール依存症、引きこもり、ノイローゼ、脳性マヒ、摂食障害、脅迫行為、躁鬱病等、様々な病、障害を持つ『こわれ者』達が苦しみと回復の体験談を語りパフォーマンスを行なうイベントが新宿ロフトプラスワンで開催。
病や障害を持つ人、健常者で場内は超満員。
左・DAIGO、 右・周砂
脳性マヒのDAIGOと周佐則雄をC3-POとR2-D2に例え、 話すことが不自由なDAIGOに対し
「動くとC3-PO、話すとチューバッカ」
と笑いを誘う等、お笑いイベントの一面もある。
代表は月乃光司。
自殺未遂経験者でアルコール依存症、引きこもり等を抱えた『こわれ者』
ビールと薬を大量に飲み、黄色い泡を吹いて死にそうになった体験を
『エクトプラズム蟹事件』
と名づけたり、
『頭髪障害』
と髪の薄さを突っ込まれている。
彼は精神科病棟に入院中、ある薬物中毒患者から自助グループへ行くのに誘われた。
自助グループに行く場合は外出が許されるので一緒に行くと…。
自分以外にも同じ病で苦しんでいる人がいることを知った。
自分だけじゃない。
それが回復のきっかけになった。
アルコール依存症になってよかった!引きこもりになってよかった!
と自作詩を叫び朗読する彼は現在、酒を断ち『こわれ者の祭典』や執筆活動以外に社会人として働いてもいる。
雨宮処凛名誉会長
雨宮処凛著『すごい生き方』によると、この二年間日本での自殺者はイラク戦争による民間人の死者より多いという。
様々な理由で生き辛さを抱える人達が回復するきっかけを掴む方法の一つは
「ネットで『自助グループ』と検索すれば、あらゆる自助グループのサイトが出てきます。勇気を持って一歩踏み出し彼らとコンタクトをとってみることです。もしくは『こわれ者の祭典』へ笑いに来るような軽い気持ちで来てみて下さい」(月乃)
最後に出演者達は『生きづらさ』を感じている人達に呼びかけるように叫んだ。
「病気だよ!全員集合!!」
li kouji
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