●更新日 01/02●

君のために死んでいった人たち


『昭和17年、最初の少年飛行兵が到着する』



『特攻隊員から「小母ちゃん」と慕われた鳥浜トメ』



『出撃前に盃を交わし、煙草を喫う第112振武隊の隊員』



『出撃のために搭乗機に向かう隊員を見送る知覧町民』



『紅連の炎に包まれて敵艦に突っ込む神風特攻機』



『レイテ沖にて特攻隊の体当たりを受けた護衛空母セント・ロー』



『生命をなげうって突入するカミカゼの恐怖に表情をゆがめて戦慄する米兵』



『特攻機が命中して爆発を起こしたイントレピッド。海中で爆弾が炸裂し大水柱を噴き上げている』






祖国を守る最後の切り札となった機上の若者は、もう心中の葛藤を通り抜け覚悟しきっていたという。



05年は戦後60周年、戦争に触れる機会も多かった。
上の写真と文は、特攻隊員たちを描く群像映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』の企画発表時(8月)に展示されたもの。

同じ日本人だから当然なのだが、それぞれの特攻隊員は友人の誰かに似ていたり、或いは自分自身に似ていたりもする。
記者自身に似ている人は出撃前にも関わらず微笑んでいる……。
あの時の彼が自分だったら……。
彼の心境を察するだけで形容し難い悲しさを覚え、うっすら涙まで浮かんでくる。
あなたやあなたの友人・家族に似た隊員もいるはず。
あなたはどう感じただろうか。


ところでこの映画、06初春にクランクインのはずが進展状況が聞こえてこない。
8月の時点では気の早い石原慎太郎製作総指揮がキャストも決定しないまま会見を行ったが、クランクインできるのか?
東映の人は「まだスポンサーも決まってないし飛行機をどう手配するかも決まってない」と言っていたが……。




ギロリとコップを睨みながら、何か考えでもあるのでしょうか、都知事。

公開中の映画「男たちの大和 YAMATO」は角川春樹が巨額の私財を投入して完成させた。
戦争映画はお金がかかる。
挫折を知らない男・石原慎太郎だって、そのくらいの覚悟で完成させて欲しいものである。



カグウェル


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