●更新日 12/31●
深夜の街はお宝がいっぱい!?
洋裁業を営む小柄な女性Sさんの珍しい趣味。
それは…
ごみ拾い
深夜、散歩をしながら捨てられたごみの中からお宝を見つけるのだ。
この時期は丁度大掃除があるので、お宝を発見する確率も高い。
終電後、Sさんと一緒に高円寺からごみ拾いに出発。
元々散歩好きなSさんが、ごみ拾いにハマったきっかけは10年前。
「ブランド服がクリーニングされた状態のままで、ごみ袋3袋分捨てられていたんです」
ある時は有名ブランドの靴が3足捨てられていたり、貴重な本が捨てられていたそうだ。
それらをネットオークションに出品すると、月に2〜3万の小遣いを稼げるという。
良いごみを見つける秘訣は
「『ごみパシー』なるものがあり良いごみがあると、ごみの方から呼んでくるんです」
それを証明するかのように、漫画『北斗の拳』単行本セットや新品同様のダウンジャケット、コート等を次々見つけ、中には値札がついたままの服も!
その後阿佐ヶ谷、環七と回っている頃には袋は満杯状態。
すると捨てられているごみの中から新しくバッグを調達するSさん。
長いごみ拾い歴の中には珍しいものも見つけたことがあるという。
「友人と新宿アルタ付近でごみ拾いをしていたら、いくつものダンボールが積まれていた所があり、そこを漁っていたら中味が入ったままのマムシドリンクが大量にあったんです」
Sさん達がマムシドリンクの瓶を取り出していると、突然
「お前ら何やってんだ!」
と怖いチンピラ風の男が。
「実はそのマムシドリンクの中身はシンナーだったんです」
また、アタッシュケースやガムテープでぐるぐる巻きにされた缶の中から大量の使用済み注射器を発見したこともあるそうだ。
今回はレアなお宝こそなかったものの、青梅街道沿いを周り、高円寺に戻ったときにはバッグ3つ分の衣類や物をゲットしたSさん。
一人での深夜の散歩も特に怖くないというSさんが恐れているのは、
「いつか死体を見つけそうな気がします」
li.kouji
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