●更新日 12/29●

狂気の少女達、地獄から生還した男


最近、『まぜるなキカク』というイベントが話題になっている。

写真魔ゼルな規犬

これはパフォーマー・魔ゼルな規犬(まぜるなきけん)がジャンルに拘らず自分が面白いと思うアーティスト達を集めて定期開催されるイベント。
会場の高円寺・無力無善寺は狭いとはいえ超満員。

写真

今年のサマーソニックに出演した佐伯誠之助のライブでは女性の声による

「日本人男性の約60%が包茎です」

「広東包茎」


等のサンプリングを駆使した曲で

「広東!広東!」

の大コールが巻き起こる。

写真

他にも漫画読み屋の東方力丸が出演する等、内容の濃さと熱気ではサマソニやフジロックに負けていない。

そして、注目のバンド、ラッパーも登場。

11月に地下アイドルベントをブチ壊したロックバンド、ぐしゃ人間。
可愛いルックスからは想像できない、別人のような鬼気迫る表情で繰り出す絶叫と激しい演奏で観客を圧倒!

写真
▲ぐしゃ人間。左から、あう。(Vo)、なっとう(b)、かめ(g)

「ライブでは毎回違うことをしたい。リアルな少女の狂気性を表現したいです」

と語るギターのかめ。
そんな彼女達の“リアルな少女の狂気性”で破壊されることを警戒してかこんな張り紙が。

写真
 ▲目には目を、狂人には狂人を?


写真

11月に1stアルバムをドロップした坂上弘。
忌野清志郎らからもリスペクトされる84歳のラッパー。

クラクションが鳴り響く。
自らの交通事故体験を元に作った噂のラップ『交通地獄』だ。

坂上氏は平成二年、甲州街道でバイクを運転中、軽トラックに追突され

「♪スッテンコロリン♪」

と重傷を負い臨死体験。

「♪三途の川のほとり♪ ♪地獄の三丁目♪」

を経て閻魔大王と面会するも奇跡の生還を果す。
しかし慰謝料等で得た三千万円を全てキャバクラ遊びに使い、最後は

「♪スッカラカン♪」

写真

ラストでは尾崎豊の『卒業』を熱唱。

氏曰く、閻魔大王は

「大きくて怖い」

そうだ。

酒を飲む機会が多いこの季節。
飲酒運転で『交通地獄』に行かないよう気をつけよう。



li.kouji


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事