●更新日 12/08●
買うのか?買わされるのか?芸術作品大展示販売会
『Japan Art Expo』がさいたまスーパーアリーナで開催された。
様々な作家の版画を中心に多くの作品が展示、販売されている。
100万円以上する作品もズラリ。
ここでも街中同様、強引に売りつける場面に出くわすか?
来春大学卒業予定の青年が88万円する天野喜孝の版画の“絵柄”に興味を示したらしい。
青年に対し獲物を見付けた女性販売員は、
月々2万円です。来年仕事を始めてからの支払いでも大丈夫です。
軽く言うが月2万のローンは新卒にはかなりハード。
熱心な彼女は上司の男性販売員を呼ぶ。
世間話から徐々に版画の話に持っていく男性販売員だが
来年の仕事がどうなるかも分んないしなぁ。
入社2年目だったら俺も強くいくんだけどね(笑)
と、ある意味恐いことを言うが強引に売ろうとはしない。
しかし、青年に対して女性販売員は
百万円超える作品を買う度胸のある学生もいますよ !
と微笑みながら滅茶苦茶な発言。
イルカの絵で有名なラッセン展では、男性販売員が女性客に
僕も飾っているんですが、まるでイルカが家にいるみたいじゃないですか?
もしイルカが好きなら高い版画を買うより、その金でイルカウォッチングに行ったほうがいいと思うが。
素人が芸術作品の価値を見極めるのは非常に難しい。
販売員の一人に、価値のない作品を強引に売りつける悪徳画廊について聞いてみた。
・すぐに値下げする
・有名作家の作品が安い
・路上で絵葉書等を配って宣伝している所
では買わない方が良いとのこと。
また、別の画廊の話では
「プライドの高い作家は版画にエディションナンバーだけでなく作家保存用を意味する『AP』等のアルファベットも入れている」
専門家から言わせれば
版画に投機的価値はない
のだ。
とにかく購入するときは注意が必要。
大事なお金をドブに捨てるようなことにならないよう。
ま、その辺はご自由に。
所詮道楽なんだから。
li.kouji
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