●更新日 11/04●

傍若無人!CCCDはあなたのパソコンぶっ壊す


他人のPCをメンテナンスしていたら、Cドライブ直下に「UNWISE.EXE」という見たことのない実行ファイルを見つけた。

これはウイルス???

記者がエイベックスのCCCDの悪意ある挙動について知ったのは、それが導入されてからしばらく経ってのことだった。
調べてみるとそれは、不完全なプログラムをユーザーの確認もなく実行するという代物。
上記ファイルもエイベックスのCCCDが勝手に置いていったものだった。
幸いその頃には有志の人たちが解析を進めてアンインストーラまで開発してくれていたので助かった。

音は悪いし、正確にはCDではないので再生機器での動作保証もされない。
導入以来評判の悪いCCCDだが、今週新たなニュースが世界を駆け巡った。




問題を発見したのはソニーBMGのCDを米アマゾンで購入した、フィンランドのセキュリティソフトウェア開発者。
違法コピーを防止するためCDに隠されていた「rootkit」と呼ばれるツールが、ウイルス作者らに悪用される可能性があるという。
アンインストール機能はなく、不用意に削除するとCDドライブが動かなくなることも。。。

ミュージシャンの権利を守るという大義名分があるとはいえ、個人の財産を破壊の脅威に陥れるのは明らかにやり過ぎだ。
このCDそのものがウイルス、という批判がそのまま当て嵌まる。





米アマゾンではCDのレビューも最低評価に。

ページを一番下までスクロールしても、




全部最低評価。
コメントには「SONY」への批判が盛り込まれている。
国内ではネット上で「糞ニー」などと言われてしまっているが、海外でも評判は悪いようだ。

国内メーカーは今後も色々な手段を講じるてくるのだろうが、パソコンをぶっ壊してでもコピーを防ぎたい人たちが作る曲といえば、コピーのようなパクリばかり。
忘れないで欲しいのは、純粋に音楽を楽しみたいという人たちが正規ユーザーの中に大勢いるということだ。



カグウェル


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