●更新日 11/02●

自分の命も金次第 fromアメリカ


つねづね悪評が聞かれる日本の健康保険システムは、
実は、アメリカのシステムに比べたら、はるかに良いという事はご存知でしょうか?


日本のように、国が提供してくれる国民保険や社会保険のような医療保険は、
65歳以上の為のメディケア(Medicare)か、
低所得者対象のメディケイド(Medicaid)だけなので、
その他一般の人は個人的に保険に入っていなければいけません。会社によっては保険を付けてくれる所もありますが、全部がそうだとは限りません。


そして保険に入っていても決して安心はできないのです。


なぜなら日本のように好きな病院、医師を自由に選択できず、
その保険会社と契約している病院または医師でなければ保険は適用されない場合があるからです。
簡単に言えば、
保険金が高い保険は、病院、医師の選択範囲が広く、色々な種類の病気もカバーされ、
安い保険は選択範囲が狭くカバーされない事が多く、自己負担が大きくなります。

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▲日本の国民健康保険と比べて考えさせられる所も多い

私の場合、水曜日の午後に手術をして土曜日の午後に退院という3泊4日の入院。病院は保険会社と契約していたのですが手術担当医は契約していませんでした。退院した時はとてもじゃないけど歩けない状態で家族も退院は無理だろうと医師に相談したけれど、

「保険が3日以上は利かない」

といわれ無理やり退院させられるハメに。

病院や医師が、直接請求書を保険会社に送ってくれるシステムなので、私はただ自分の保険会社会員カードを見せるだけで他は何もしませんでした。

写真
▲保険会社会員カード。これがないととんでもないことに。

しかしこれでも、もし私に保険がなかった場合、
病院からの請求書は15,000ドル。

つまり、

1ドル110円で計算すると約170万円!!



アメリカに留学や在住を考えている人は、

絶対に保険に入ってから来る事をお薦めします。



MAYU


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