●更新日 10/10●

潜入!噂の大麻サロン


大麻の刑罰の軽減化を求める市民団体・カンナビスト
彼らは毎月下北沢でカンナビスト・サロンなるものを行なっている。



キャッチコピーは、

「大麻について気軽に語り合いましょう」



怪しげな雰囲気を想像しながら会場に行くと十数人の方達が談笑中。
事務局の方が笑顔で迎え入れてくれた。
大麻に関する知識について丁寧に教えてくれ、質問にも答えてくれる。
しかし、どこで大麻が手に入るか等といった実践的(?)な話は全く無い。
無論、キメている人もいない。

「最初の頃は客を探しに来る人や、取引目当てで来る人もいました(苦笑)」

しかし、ここはあくまで「大麻の自由化」について話す普通のサロン。



「犯罪教唆になるようなことは絶対にしません」

とのこと。

大麻は煙草や酒よりも害が少なく、欧州の国等では非犯罪化(罰則規定より軽い軽犯罪に改めたり、事実上取り締まりを実施しないこと)が進んでいる。
オランダでは大麻の販売が認められているのをご存知の方も多いのではないだろうか。



しかし、

「日本では大麻はヘロインやコカイン等と一緒だという偏見が強く誤解も多い。大麻に対する刑罰も過度に重く厳しい」

と、彼らは大麻の自由化を目指し、主に省庁へのはたらきかけ、マスコミが大麻について誤報した際の抗議、一般人に大麻の正しい知識を紹介している。

昨年は厚労省に対し『情報公開法』に基づく『情報開示請求』をした。
大麻が原因の二次犯罪に関する情報、身体的影響に対する情報の開示について、共に回答は「不開示」、その理由は、

「開示請求に関わる行政文書を保有していない」

つまり大麻の有害性を証明する記録が残っていなかったそうだ。

しかし日本で大麻所持は最高5年、栽培で最高7年の懲役刑を科せられる。

今後は日弁連への申し立てを予定しているカンナビスト。
公にではないが彼らに理解を示す政治家もいるという。


将来、国を挙げて大麻を推奨する日も近いかも!?



li.kouji


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