●更新日 10/07●

人は死んだら星になる?


誰かが死ぬと
「あの人は星になった」
「星になって見守ってくれている」

と言う人がいる。
そんな人達に対し
「人は死んだら無になる」
などと冷めた視線で見るリアリストもいる。

しかし、リアリスト達に一矢報いるかもしれない葬式が存在した。

『宇宙葬』

そう、人は死んだら星になれるかもしれないのだ。

早速、その宇宙葬を取り扱っている(株)エターナルジャパンへ。
この会社は元々『エターナルプレート』なるものを作っているとのこと。
エターナルプレートととは粉末にした遺骨とセラミックを混ぜて作った掌サイズのプレート
字や写真も入れることができる。



簡単に言えば家に置いておける、新しい形のお墓、供養の仕方になるのだろうか。
このエターナルプレートを使って作ったペンダントもある。



人間も最後はこんな小さなプレートになってしまうのかと思うと複雑な心境になる。
が、墓不足を解消する画期的なアイデアかも…。


そして宇宙葬だが7gの遺骨を銀色のカプセルに入れ、衛星用ロケットを使い宇宙へ打ち上げるもの。



現在まで計5回打ち上げて4回成功。
5回目の打ち上げの際失敗し、それ以降諸事情で

「打ち上げられていません」

とのこと。
無念にも打ち上げに失敗し、どこに散骨されたか分からなくなってしまった遺骨…。
かなしい話だが、しかし、そのようなときは予備の遺骨を使って再度打ち上げることもできる。

宇宙へ飛び立った遺骨は、その後ロケットに搭載されたまま軌道に沿って地球の周りを2、3年回り続ける。
その後、ロケットが役目を終えるとロケットと共にどこかの星へ…。

ではなく大気圏へ再突入し、


「消滅します」


どうやら星にはなれないようだ…。
費用は105万円

ちなみにこの宇宙葬について



「お墓を作って子孫が守るべき」(仏教関係者)



「聖書的な理解では問題ないと思います」(キリスト教牧師)

と賛否両論。


遺骨が海に行こうが、宇宙に行こうが、魂は天国に行きたいものである。



li.kouji


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