●更新日 09/27●

巨大化するコミケ、進化する同人誌


今年も多くの人達で賑わったコミックマーケット、通称コミケ
コスプレ広場では様々なキャラクターに扮した人達で溢れかえっている。

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来場者からのリクエストに応え色々なポーズをきめ写真撮影に応じるコスプレイヤー達。
人気を集めていたのは美少女だけではない。

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戦後60周年を翌日に控えマッカーサー元帥が甦る!

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感涙!小川直也と橋本真也のOH砲がお盆に復活!

会場内は熱気でクーラーなど全く効かない。

「冬開催のコミケもタンクトップ一枚で大丈夫です」(コスプレイヤー)

という位暑く、立っているだけで汗ばんでくる。

美少女系、やおい系等、様々な自主制作作品が販売され、中にはメジャー作品顔負けの飛ぶように売れる作品もある。
その中でとある同人誌が異例のヒットを記録し注目を集めた。


「世界がもし100個のうんこだったら」

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「世界がもし100人の村だったら」の下品なパロディーかと思ったのだが、そんな甘いものではなかった。

漫画、イラスト、コスプレ等、“あまりに身近すぎて語られることのない”うんこをテーマにした様々なジャンルの作品を100作集めた前代未聞のうんこ同人誌。
企画・監修は、独自の世界を描き熱狂的ファンを持つ漫画家・駕籠真太郎。
参加者は漫画家、デザイナー、アーティスト、ロックバンド等多彩な顔ぶれ。
TV、雑誌等でおなじみの辛酸なめ子も参加。
彼女の作品は『ベンピにGood-Bye』という便秘を治そうと悪戦苦闘する姿を描いた漫画作品。

漫画やイラストの他にも魚拓ならぬ“うん拓”、詩、小説、うんこコスプレ(しかもそのコスプレイヤーは日本初のコスプレユニットのメンバー!)等、多種多様な作品が収録されている。

写真 駕籠真太郎氏(右)

この同人誌、この日1日だけでなんと100冊以上を売り上げたという。

今回も約15万人を動員したコミケ。
もはやその影響力は無視できない。

そして、2005年夏。

コミケの歴史に100個のうんこが新たな伝説を築いた。



li.kouji


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