●更新日 09/17●

未成年にも選挙権を!


先日の衆議院選挙が終了し、また「未成年模擬選挙」の結果が出た。

写真

未成年模擬選挙は、その名の通り未成年による模擬の選挙である。インターネットや街頭、いくつかの学校で行われた。
あくまで模擬であり、もちろん未成年の結果は本当の選挙には何も影響はしない。

写真
開催時の様子

記者も「未成年ですか?」と声を掛けられた。
はいと答えると、「投票しませんか?」の勧誘を受け、なんなく投票することが出来た。
もちろん記者は成人である。いいのだろうか。

写真
投票用紙。投票したい候補者名や政党以外に、選んだ理由や感想を書く欄がある。

――あの、実は私、未成年じゃないんです。街頭活動の場合、どうやって未成年だと見分けるのですか?
見分けられないので、そこは良識で投票して頂いています。
――良識ですか?
はい。
――インターネットでは?
そちらもですね。IPアドレスの確認はしています。

気になる結果はこちら。
実際の選挙と特に変わりはない結果のようだ。

写真
未成年側は公明党支持者が少なく、共産党支持者がやや多い。

今回の選挙は突然のものにも関わらず、学校での参加が前回の2倍に増えた。(前回21校→今回42校)
また、学校ぐるみの参加は投票率が高い。
「学校が政治教育の一環にしたいと考えているからでしょう」と主催者は語る。
それに対し、街頭活動だと投票数は一気に減るようだ。
「大宮では10人も投票者がいませんでした」

主催者側は、選挙権の年齢の引き下げ政治活動の充実を求め 、活動をしている。
「若者が政治に関心がないのは、政治について語る場がないからでしょう。
だから考える場を今から与えたいのです。」

確かに、外国では18歳から選挙権があるところが多い。
それに対し、日本では若者の選挙不参加が問題になっている。
選挙権取得年齢の引き下げはあるだろうか。若者自体はそれを望んでいるのだろうか。

まずは選挙投票の意味を、理解することが先決であることには違いないが。



夏見


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事