●更新日 09/11●
その後のうんこ男
うんこ男について
住人の証言では、中野のうんこ男は「創価学会税金払え!」と頻繁に怒鳴っている。
先日のサンデー・ジャポンによると、悪臭を放つのは「ある宗教団体」への報復だとうんこ男が話したという。
なぜうんこ男は異臭騒ぎを起こすのか?
疑問を解く鍵は創価学会への不満にありそうだ。
男に聞いてみようと現場に向かった。
まず近所で近況を聞く。
同じ中野区でもこの辺は豪雨の被害はなかった。
今日は昼頃まで匂った。今はしない。
数日前、朝早く若者たちが押しかけてうんこ男に声をかけ、出てきたら騒いでいた。ネットで集まった人たちらしい。
うんこ男の買い物かごに、錠剤の消臭剤がたくさん入っていた。
玄関前に立つと、

また煮込んでる。

魚の身が浮いた鍋からは、魚を煮込んだ臭いに腐臭が加わった異臭が立ち上ってくる。
玄関横の戸が開いていて、TVを見ながら卓袱台の前で食事をする男が見える。

声をかけると「取材は受けない」との返事。
それでも何度か声を掛けると突然立ち上がり、
破産すればいいんだよ。はははははは。
と甲高い声を上げた。
――誰が破産すればいいんですか?
取材受けないからな!
――少しお話だけでも。
しないって!
急に雨が降り出した。
男は玄関に足早に向かって来た。
記者が一瞬たじろぐと、ドアを開け無言で空を見上げまた戻った。
思い切って聞いてみた。
――ある宗教団体に対していきどおりを持ってらっしゃるんですか?
………。
男はそれから声を掛けてもかたくなに口を閉ざした。

これ以上聞くと余計口を閉ざすと思い、切り上げることにする。
――また来てもいいですか?
話すことないから。もういいよ。
――今日はこれで失礼します。
はい。
男は敷地内にいる記者に帰れとも出て行けとも言わなかったし、最後の「はい」という言葉からは拒絶する雰囲気は感じられなかった。
今回の取材では聞き出せなかったが、何か言いたくて言えないことでもあるのだろうか。
ぽん 取材協力:ガルエージェンシー中野南
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