●更新日 09/11●
これでいいのか?最高裁判所裁判官国民審査
9月11日は衆議院議員選挙と共に
最高裁判所裁判官国民審査
も行なわれる。
しかし選挙と比べて与えられる情報が非常に少ない。
その為、その裁判官がどのような人でどのような事件を扱ったのかということも分からずに審査してしまった人も多いのではないだろうか?
ということで某市選挙管理委員会へ。
しかしまだ最高裁判所裁判官国民審査に関する資料(審査広報)はない。
ここだけで、既に数百人の有権者が不在者投票をしたという。
次に総務省の中央選挙管理委員会へ。
審査広報については、法律で投票日2日前までに配布すれば問題はないとのこと。
告示日と同時に審査広報を配布できないことについては、
「告示日に審査を受ける裁判官を決めると法律で定められており、告示日から審査広報の作成が始まる為、どうしても配布が遅れてしまうのです」
しかし諸事情で審査広報配布前に不在者投票をしなければいけない人はどうなるのだろうか?
最高裁判所裁判官がなし崩し的に信任されてしまうこともありえないのだろうか?
「そのような問題が生じる可能性もありますが、選挙は基本的に当日投票なので…」
情報の少なさについては裁判所側の問題ということだった。
次に最高裁判所へ。広報の方が対応してくれた。
情報については、
「ホームページで公開はしているのですが…」
とのことだがネット環境のない有権者もいるだろう。
審査広報の配布の遅れ等が原因でなし崩し的に信任されている可能性もある事については、
「できれば良く吟味して審査して頂きたいとは思っているのですが、確かにネット環境のない方や、どうしても審査広報配布前に不在者投票をしなければいけない方もいると思います。貴重な意見を頂きましたので、今後の参考にします」
とのこと。
終始低姿勢なのが印象的であった。
意外といい加減に信任されている可能性もある最高裁判所裁判官。
人生を決めてしまいかねない判断を、そんな彼らに委ねることができますか?
li.kouji
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