●更新日 07/28●

神のデパートがある街


わが国にはいくつかのコリアンタウンが存在する。

儒教の精神が強いという印象がある韓国だが、実はキリスト教信者が多く、カトリック、プロテスタントを合わせると宗教人口の約半分を占める。
その為かここ新大久保には大小無数の教会が存在し、そんな街ならではのデパートがある。



キリスト教デパート。

宗教とデパート、実にアンバランスな組み合わせ。

一体どんなデパートなのか?
デパートと名乗っている以上聖書や十字架だけではないだろう。
店内を埋め尽くす数々のキリスト教グッズ、ご利益のある、それこそ値段のつけようもない商品もあるはずだ。
キリスト教と言えば、血の涙を流すマリア像や聖骸布等が話題になる。
それらのレプリカ等レアな商品も売っているかもしれない。

デパートというわりにはマンションの中で地味に営業しているようだ。
店の前の看板には「デパート」ではなく「書店」と書いてある。
いきなり前言を撤回されたような期待を裏切る先制攻撃。
まるで右頬を張られたような気分だ。
ならばと左頬を差し出す気持ちで店内に入る。
恐らく韓国人牧師の説教と思われるCDがBGMとして流れていた。

店員とその友人と思われる韓国系マダムが雑談をしている。
一瞬にして冷やかしの日本人が来たと分ったらしく、ほとんど接客することはない。
また日本語があまり話せないようで何を聞いても「分りません」となぜか寂しげに微笑むだけだ。

店内には韓国人信者向けの商品が中心で書籍、十字架以外に絵やCD等も売られている。



残念ながら血の涙を流すマリア像や聖骸布のレプリカはない。
そのかわり、“最後の晩餐”のファンシーな置物があった。





そしてこんな奇跡のコラボグッズも。





!!

キティちゃん、韓流スターを組み合わせた十字架。

ある意味、神をも恐れぬ強力グッズ

多くの教会と神への信仰心溢れる街、新大久保。

その為か、こんな人物も見かけた。






噂の“唯一神”又吉イエス。



神様の教えはどうも血生臭い。



God save the li.kouji


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