●更新日 05/31●

神奈川県をビビらせた殺戮残虐ゲーム


神奈川県は30日、海外輸入ゲーム「グランド・セフト・オート」(以下GTA)を有害指定した。
「見るに耐えない残虐ぶり。もってのほか」と怒り心頭の松沢知事。

残酷な表現があるゲームは星の数ほどある。
何ゆえGTAだけが?
GTA愛好家に接触、記者も実際にプレイしてみた。

このシリーズは、ボスから出される極悪非道の指令を受けた主人公が、手段を問わず大暴れする痛快サイコゲームである。
強盗、喧嘩、車泥棒なんでもござれ!
できないことはほぼ無いに等しくSEXもできる。
アル・カポネも裸足で逃げ出す邪道外道でクリアを目指す。


「だからってそこまでやるか? たかがゲームよ? あんま消費者の自由奪わんでくださいよ」

「現実とゲームの区別くらい小学生でもわかりますよ、ピカチュ−探しに山ん中入るガキなんていないでしょ」


愛好者のぼやきである。
確かに正論にも聞こえる。彼等も松沢知事に怒り心頭だ。



ゲームが現実生活に影響する。これが本当かどうかは知らない。



が、



こいつの異常性は他のゲームを抜きん出ている。




「やあ、僕ドナルド! お前ら、ちょっと表へ出ろ」




   「俺がバット持つと異様に迫力あるね」






もはや……







物語そっちのけで大暴れ。
気がつけばハンバーガー屋よろしく画面いっぱいの肉と焦げた残骸が残るばかり。




確かに思った。




俺が親なら、

子供に酒とタバコとエロ本を投げつけて代わりにこのイカレゲームを奪い取る!!



このゲーム直後に車に乗ったが、いつも以上にエキサイト。
危うく愛車がゲームの状態になる所であった。


北米版PS2では最新作が既に発売されている。
日本発売がいつになることか。


子供にはやらせたくないが、確かに凶悪性を上回る面白さがある。
しかし、実際にGTAを真似て車から銃ぶっ放したアホもいる。

30万本売れてるならそんな奴もそりゃ出ると。

平和な日本に現れたGTAは最早ファンの心を掴んで放さない。



廃太郎


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