●更新日 05/07●

【尼崎脱線事故】高見運転士の素顔にまつわる苦情


写真
あの戦後最大級の被害をもたらした尼崎鉄道脱線事故。
いまだ事故処理は行われている。

写真

処理が行われている最中にもかかわらず、ボウリング大会を開いたJR西日本。それだけには飽き足らずゴルフコンペ、宴会等、出るわ出るわ無責任なレクリエーションの数々。
人の命を預かる企業としての姿勢が見えないばかりか、社長の被害者遺族に対して行った謝罪が評判どおり上っ面だけ、ということを暗に認めてしまったような発表が続いている。

写真 あくまで形式上、だろ?
▲献花台に花を供えるJR関係者

今は会社の方ばっかりに目がいっているが、皆は忘れてはいないだろうか?事故を起こした運転士の事を。
最初は運転士の話題ばかりだったにもかかわらず、今はないがしろ状態だ。
ということで運転士であった高見隆二郎氏の実家に訪れた。

写真

近隣の住民に高見氏の評判を聞いてみると皆一様に、
「よく知らない」
とのこと。
実家の表札は黒ずんでいて文字がはっきりと見えない。

写真

家族も近所づきあいが殆どなく、近隣の住民で高見氏をよく知る人間はいないとのこと。
本人は小さい頃、近所でよく遊んでいたそうだが、黙ってじっとしているタイプでとてもおとなしい子だった。最近では見かけることがなくなり、事故で名前が出てもわからなかった人がほとんど。中には報道陣が来たことでこの一件を知ったという人もいた。

高見氏の一件で迷惑がかかったのは、何も事故被害者の関係者だけではない。
同級生名簿などを見て、各マスコミが全員に一斉に元同級生を取材。中には何回も訪問され非常に迷惑だと逆に我々に向け苦情を訴えてきた人もいた。
近隣の住民は、各マスコミの取材陣が夜遅くにも関わらず押しかけてきたと非常に憤慨しており、中には説教をし始める始末。

写真
▲クレーンで事故現場を撮影する各マスコミ



今回の事故に関する一般人のマスコミへの批判はJR同様、相当なものだが、悲しいかなこのようなことは報道される事がないのも事実である。



特捜班


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事