●更新日 05/02●

GWに薬物中毒者?逮捕の瞬間


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意味不明のわめき声とそれを押しつぶすような警察官の群れ。

新宿駅西口。
待ちに待ったゴールデンウィーク初日の深夜、飲み屋が軒を連ねる思い出横丁はいつもと違った騒がしさに包まれていた。
十人以上集まっていた警察官に尋ねてみると、「アジア系外国人男性の無銭飲食」を捕まえたという。だが、事件がそれだけのはずがない。茶髪の彼をかばおうとする青い服の女性が見えるが、無銭飲食だけなら彼女が代金を払えば済むからだ。
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さらに彼は警官に対して、叫び声ともうなり声とも付かない、言葉ではない奇声を発していた。
髪の毛を振り乱し、もがき狂う。アッパー系もしくはサイケデリック系のドラッグ使用者に多く見られる症状だ。

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3人がかりで連行される間も反抗的な態度をとり続ける容疑者。しかし休日を満喫する都会人は目もくれない。


最近は東京都の繁華街浄化対策により、夜の街とそれを仕切る裏社会への締め付けが強まってきてはいる。しかし既に社会に根ざしてしまったドラッグは、この夜の世界で半ば公然と流通しているのが現状だ。ここ新宿が、安全を保障された楽しい街になる日はいつになるのか。



探偵ファイル・大浦


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