●更新日 04/25●

狂犬病で日本人も死亡、中国の危険な青空市場


先週の東京スポーツに、「狂犬病流行中」との記事を見つけた。
流行しているのは反日運動の加熱する中国。
昨年の死者数は2651人もいたそうで、先月16日には北京在住の日本人が、青空市場で子犬を購入して狂犬病で死亡した。

青空市場と聞いて、記者は昨夏の北京取材を思い出した。

サッカーアジア杯決勝の取材を終えた翌日、通訳を連れて北京市内のあちこちを取材するなかで、郊外のペット路上販売にも足を運んでいた。

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売っているのは小遣い稼ぎが目的の貧しい農民たち。
青空市場周辺は異臭がして不衛生な印象を受ける。
北京では犬が人気で、猫はみんな嫌いだから飼わない。
ここの青空市場も扱っているのは犬だけで、一匹500〜1000元ほど。
シベリアンハスキーのような犬だと4000元。

北京市内ではペットを飼うのにその動物の戸籍が必要で、年間2000元から3000元かかるとのこと。
よって元々金持ちの人間しか買うことができないので、「日本のようなペット問題は発生していない」と通訳からは聞いていたが、まさか狂犬病が流行していたとは。。。

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当時は非常に蒸し暑く、上半身裸の男性をたくさん見かけた。
このとき通訳が奢ってくれた中国版コカコーラが、日本よりもかなり甘く感じたのを思い出す。
犬も皆ぐったりしていて元気がない。
かわいいというよりも、狭い中に密集する犬たちが正直気持ち悪かった。

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  ▲動くに動けない、、、のかもしれない。


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記者たちをインターネット販売のブローカーと勘違いして「高く買い取ってくれ」と依頼する夫婦。
まだ農村にはインターネットが引かれていないが、よく知っているようだ。

取材中、市場で犬を買う人は現れなかった。

中国に行く日本人はしばらく減るかと思われるが、「狂犬病」は馴染みがないのでイメージが沸かないが恐ろしい病気。
うなり声、よだれを流しての昏睡、呼吸麻痺。
もし中国で犬を見かけても、触れないほうが身のためだ。



写真 ぐたー



カグウェル


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