●更新日 03/31●

ルミちゃん事件 〜交信(3)〜


(「ルミ」からの送信)
「お母さんにばれそうになって、返信が遅れました。もう、メールは送らないでください。
電話番号を教えてくれれば、明日、電話します。」

もし、こちらの予想が正しければ「探偵」は自分の電話番号を言えないはずだ。なにしろ「架空の人物」なのだから。
伝えることができる電話番号があるとしたら、

(「探偵」からの返信)
「俺は直接話す気は無いので、お母さんの浮気相手に詳しい事を連絡しとくから、そっちに連絡しなさい。
090ー××××ー××××。掛ける時間は午後三時から五時の間と連絡しとく。」



またしても予想通り。Bの電話番号だ。まさに「語るに落ちて」いる。
もう「探偵」に用はない。つっぱねてやる。

(ルミ)
「お母さんは浮気なんかしていません。
探偵さんと、直接お話も出来ないなら、イタズラに間違いないです。
もう送らないでください。」

(探偵)
「わかりました。交渉決裂と言う事ですね。では、後で起こる現実を見て、悲しまないように!
俺にとっては、報酬が倍になるから写真渡した方が得するのでね。
では、お母さんを支えてあげなさい!」



この捨て台詞の直後「探偵」のメールアドレスは再び変更され、交信できなくなった。

ところが、翌日。
再び、ルミちゃんのPCにメールが届く。


→続く



探偵ファイル・九坪


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