●更新日 03/15●

門外不出!謎多き鼠園バイト!(お仕事編)


知られざる鼠の国へ足を踏み入れた知人。
今回はお仕事編を紹介しようと思う。

配属されたのはパーク・ワイド・ゲストなんたら、要は道案内。横文字使わんとそう言えよ。

1〜2時間置きに15分休憩が入るそうだ。
時折、休憩終わって30分放置、また休憩なんてこともあるらしい。
勤務自体は非常に楽なようだ。さすが夢の国。

服は汚れたりすると取り替えてもらえるのだが無くすと弁償とのこと。
よく盗まれてオークションで高く売買されるという。夢の国にも泥棒はいるらしい。
賠償額は六〜十数万円、鼠王国限定服なのでかなりの高値。

昼飯時には同じ服の奴が食堂にいたら一緒に同席するのが掟らしい。
曰く、「団結力が高まる」……一人で食いたいときはどうりゃいいんだ?

そんなこんなで働いていると奇妙なことにも出くわす。

昼のパレードの時のこと。
本格的なでかいカメラを持った男がダンサーに走り寄る。
何?何?テレビ局?
と、思いきや
熱烈的なダンサーの追っかけで、週5ペースで王国に通うサイコパスであった。
なんでも熱烈すぎてダンサーの家にまで追っかけて行ってしまうそうだ。可愛い奴め。
パレードの通り道やら立入禁止場所にも当然のように立ち入る。
注意されても絶対聞く耳もたない最前線根性。追っかけより兵士に向いている。

写真


そんなこんなで人を導いたり人をカメラに納めたりしながら日々を過ごす知人。
ところが勤務5日目で辞めてしまった。

某宗教信者にしつこく入信を迫られたらしい。
親しくなった先輩だからショックはなおさらだろう。
一緒に休憩所で衣装のままで煙草を吸っている時に言われ、逃げるに逃げられない状態。
通常かなりの時間をかけて入信させる宗教だけにその素早さには記者自身も驚きだ。
穏便にお断りをいれるも、「上の人もそうなんだよ」の一言でバックレ決意。
そういえばこの宗教団体は鼠園の株を10%も買っているという噂がある。
どうりで信者多いハズだと彼は教えてくれた。
写真



廃太郎


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