●更新日 02/23●

スーパー(海産部)店員さんの憂鬱 〜裏側〜


一般の人には秘密の事!!
以前、イセ●ンスーパーで、リパック事件(賞味期限切れの商品を巻き替え、賞味期限をプラスしてもう一度店頭に出す)で騒がれていましたが。僕の勤務する店舗でも、当たり前のように行われています。
生鮮の食品というのは、賞味期限についてメーカーからの指示はありません。特に、市場から仕入れた魚は、その店舗の定めた賞味期限が設定されるのです。
以前、こんな事がありました。

僕 「このサバ昨日までですけど、ロスりますね」
主任(元、海産部統括バイヤー)「まだいける! 出してたら売れる!

と言う事で、指示通りに出しました。
そのサバは明らかに色が落ち、臭みを放っていたのですが、上司の命令には逆らえません。僕が指示通りにリパックして店頭に陳列した所、その商品は売れていました。
臭みはパックしてあるので、お客様には解りません。色は塩水をサバに塗りつけ、光沢を出します。

主任「アホや! あのサバ買いおった!」

あなた(主任)自身が問題ですから……。

 〜 〜 〜

海で獲れた魚が、市場でその日に小売業者に売れるとも限らないので、例えば3日市場で在庫になった魚が、小売の店頭で、いかにも今日仕入れた商品だとして、賞味期限が設定されたりします。お買い上げになったお客様が、それを調理してしまえば、中々気付かれ難いものです。
免許が無いのにフグを切っています。しかも店頭で販売しています。
これは勿論、違法で、保健所に知れたら、すぐ営業停止になるそうです。
免許を取るのが面倒でも、家で切ったら自慢になりました(笑)

言いたい事!!
「産地表示」。これがかなり曖昧になっています。
生まれは韓国、日本近海に泳いできて獲れた魚は、国産になります。……と、それは言い訳(クレーム時の)で



他にも「中国産」のあんこうや、とらふぐを「長崎産」「愛媛産」等。はっきり言って、一般消費者に解る訳がありません。プロでも産地等解りません。
商品(魚)は、仕入れ情報を元に産地表示の指示を出すのですが、あんこうだけ産地が情報にありません。これは「産地お任せ」という意味です。
前主任も「産地解らん魚は、取り敢えず全部長崎産にしとけ」と、言っておりました。



他の企業では「北朝鮮産」のしじみを「宍道湖産」と称して販売しているそうです。北朝鮮産は宍道湖のそれより、半額以下で仕入れが出来る為です。これで利益がかなり変わります。
精肉部では、オーストラリア産の牛肉に、国産の牛脂を塗りつけ「国産」と称して販売している事もよくあるそうです。この場合、調理してもかなり気付かれ難いのだそうです。



業界が低迷する中、更に信用が無くなる様な話ですが……。
よく商品を見ても、食べてみなければ解りません。病院にかかるのと同じ様に、信用出来るスーパーなり小売をしっかり探して見つけなければ、良い買い物は出来ないと思います。


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