●更新日 02/21●

イルカ漁の実態


水族館の人気者、イルカ。
地方によってはおいしく食べられている事をご存知だろうか?

戦中・戦後は食料不足を補うためイルカ漁が盛んに行われていて、今でも静岡・三重・和歌山・沖縄・東北・北海道などの地方でイルカ漁が行われている。
ということで、静岡県は富戸港でイルカ漁を行っている伊東市漁業協同組合富戸支所長のSさんを取材してきた!


写真


どういう方法で漁を行ってるんですか?
静岡・三重では「追い込み漁」が多く、東北・北海では「突きん棒漁」が多用されてます。

やり方はどんなふうでしょう?
「追い込み漁」は海面を棒で叩き、イルカの群れを漁港や入江に追い込んで出入り口を網で封鎖。逃げ道をなくし、確実に捕らえます。
また、突きん棒漁は、銛でイルカを突いて獲る漁で、全て食用に用いられています。
漁が行われている地元のスーパーでは、イルカが魚介類のコーナーに普通に並んでいますよ。


写真
 ▲もちろん、イルカのイメージ画像デス。。

捕獲したイルカはどうなるんですか?
追い込まれたイルカの多くは、捕縛された時に大体がショック死や溺死しますね。
生き残ったイルカは水族館へ送るか、食用として市場に並びます。
許可されている捕獲数の範囲を超えて捕獲されたイルカは、尾ひれに探知機を付けられて海へ還される事になるんです。
海に還されるイルカは、追い込まれた時に怪我をする事もあって多くは生き残る事が出来ないんです・・・・・・。

決められている捕獲数の範囲って何ですか?
各地で異なっていますが、ここでは、スジイルカ70頭・バンドウイルカ75頭・マダライルカ455頭。
うちの漁港では、今年の漁獲量は約20トンでした。


もちろん、イルカやクジラの保護団体からの苦情も絶えないんだとか。
食用でイルカを獲るほかに、水族館からの依頼で捕獲することもあるという。
たとえ非人道的と言われても「食べていくために止める訳には行かない」と漁業組合のSさんは話してくれた。

食用イルカを獲る漁師と水族館で泳ぐイルカを獲る漁師は、同じだった。
水族館で見る者を楽しませてくれるイルカ、その中には海から捕縛されて来たイルカも少なくはないだろう。


「さてイルカ漁の様子でも見せてもらおうか」と思っていたところ、、、

写真 イルカ漁の現場は取材できず。。。
     ▲この季節、、イルカいねー!

10月から3月までがイルカ漁の季節ということを聞いていたのだが、どうやら地方によって漁の時期が違うようだ。


今回取材出来なかったイルカ漁の実態は、某地方に移り取材続行していきます。



探偵ファイル・山田


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