●更新日 01/20●
業者が語る最近の引越し事情
引越し業者は顧客のプライバシーを垣間見ることも多い。
A社員
「引越し先の新築の家は8割が未完成ですよ。外装が終わっていないだけなら良いほう、水道すら引いていない家は掃除ができず、近所の家でバケツを借りて水をもらうこともよくありますね。最悪なのは電気が引けてない家かな。この時期は日が落ちるのが早いから、真っ暗な中で搬入するのが一番困るんだよね」
また離婚家庭の引越しでは天袋から10万円の入った封筒が出てきて夫婦とも覚えが無く驚いたり、歩いて5〜6歩のビルに引っ越す強迫神経症の男性には運搬作業中終始つきまとわれたという。こういった複雑な事情に立ち会う方が、対応に気を使いすぎて疲れるのだそうだ。
そして、梱包された荷物には意外な物も多い。
「冷蔵庫より重いダンボールが多くて、何が入っているんだろうと不思議に思った。そのうち1つが搬入時に底が抜けて、大量の同人誌が散乱して依頼主が慌てたよ。あとは釣り竿バッグなのにやたら重たいので壊れ物かどうか確認したところ、居合刀とエアライフルだと言われたこともある。一人暮らしの男性は変な荷物が多い」
▲ぎっしり詰めた同人誌の重さは最凶!
運送時に潰れたダンボールの中からは、依頼主が飼っている爬虫類がタッパーに入れられてこっそり梱包されていたことも。規定でペットなどの生き物を運ぶことはできないと予め説明していたのに、死がいを握りしめながら脅迫されたとか。しかし、実際は内緒で運んでくれることが多いので、こっそり相談してみよう。
▲中身は正直に
例えば、某アリんこ印ではバイトを雇っておらず全員が社員。引越し後に依頼主から送られてくるアンケートが査定基準になる為、きめ細かいサービスをしてくれる。また、とにかく安く済ませたい場合、某赤色帽子を活用するのも良い。
引越し業者を選ぶ際は、料金以外にも自分に合ったサービスを提供しているかどうかをチェックしよう。
ソルト
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