●更新日 01/13●

クレーンゲームのヒ・ミ・ツ


最近ではゲーセンだけでなく、レンタルビデオ屋や大手スーパーにも置かれているクレーンゲーム。
欲しい商品をなかなか取れず、ついムキになってしまうことも。

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「俺は得意だ!」と豪語する人もいるが、ゲーセン店員から見れば単に運が良いだけと言う。なぜならクレーンゲームは、一定金額以上を入れないと取れないよう予め台を設定しているからだ。景品単価は条例で約800円までと決まっており、それを超える高額商品を入れている違法店舗は、全部の台が厳しい設定をしている。逆に甘いのは、半端に余った景品を集めて入れているサービス台だ。



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▲アームのズレに注目

一般的には、入れている景品単価×1.5〜2倍の金額を入れるまで、アームの掴みが弱く取れない設定となっているが、なかには2.5〜3倍の設定をする悪徳店舗も。さらにアームを停止位置から僅かにズレるよう、微妙な調整をしている。



S店社員
「パチンコの釘調整と同じで違法じゃないよ。ウチの店は客からバレないようナナメに2mmぐらいズレる調整をしているので、絶対に狙った位置に止まらない。このズレの設定が明らかにわかるのは、コンビニキャッチャー。特にバンプレスト系は、俺が見てもアコギだな〜って思うよ。」




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▲要注意はコンビニキャッチャー系



しかし、時に景品がお宝となる場合もある。代表的なのは、ウルトラマンや仮面ライダーシリーズ・放送中の人気アニメなどのグッズなど。
クレーンゲーム専用に作られたものは再販されることがないため、放送終了直後に高騰し、ヤフオクで高値で取引きされる。


「常連客で、入荷した景品を全部取ってヤフオクで売っている奴が新車買っていたんだ。それじゃ赤字だろって思うくらい金突っ込んでいるんだけど、『ヤフオクで売った金だけで買った』って自慢していたよ。あとは、中国人系の集団が根こそぎ取って行くこともある。」


家でホコリかぶっている景品が、思わぬお宝かも?



ソルト


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