●更新日 11/27●

教師の目線「罪と恥」


続発する少年犯罪。
親や友達の次に、青少年らに接する機会の多い教師は、この現状をどう受け止めているのか。

大阪のとある中学校に勤務するN先生に、話を聞いてきた。

自称「ウルヴァリン似」のN先生
▲N先生の意向により画像をこれにしました。

N先生は言う。

最近の子供は善悪の区別がつかないようになってきています。
昔は何か悪いことをしたら、近所の大人たちが叱ってくれていた。だけど、最近は子供を無視する大人が多いんです。
また、玩具や洋服など子供達が昔より贅沢になっていること、私生活でためたストレスを発散することができないことも、少年犯罪が増えている原因の一つだと思います。


少年犯罪を未然に防ぐには、もっと子供達とコミュニケーションとり、お互いに信頼できる関係になることが大前提だという。
そうして信頼関係を築き上げた後、各々が
『この人に迷惑をかけちゃいけない』
だとか
『心配させてしまったら悪い』
等といった罪と恥と尊敬の感情を持つことが大切だと、先生は何度も繰り返した。


彼らの人生は彼らの選択にかかってます。
しかし、何も知らない子供達が悪い方向に進んでしまった時、正しい道を示してあげることができるのは私達大人です。
だから私は、これからも教師という職業を通じて子供達にできる限りのことをしてあげたいです。



つい先日も、モーニング娘。の偽サイン入りブロマイドをネットオークションで販売した少女3人が書類送検された。
少女達はモーニング娘。のコンサートに行く金が欲しくて事に及んだという。
被害額は、少なくとも110万円と見られている。
決して「子供のお遊び」で済まされる事件ではない。

※写真はイメージです。

無論少女達にも非はある。
しかし、責められるのは少女達だけだろうか?
いや、違う。

こういった事件が蔓延する世の中にしてしまったのは、私達大人であるということを

忘れないで欲しい。



huze 


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