●更新日 11/07●

天皇魂


11月6日。そこに居合わせた人たちは一生この日を忘れることはないだろう。

新潟県小千谷市に天皇陛下ご来訪。

天候 晴れ
気温は平年より少し高め。
日向にいた人たちは、少し疲れた様子で到着を待っていた。

天皇、皇后両陛下が到着するや否や雄たけびにも似た歓声があがった。

ものすごい人の数!!

市民が手を差し出すと、握手をしながら「元気ですか」「がんばってください」「ボランティアの方ですか」と優しい声を一言ずつ両陛下は市民にかける。

一人ひとり優しくお声をかける

我々は今回のこの一件に関して市民の声を聞いてみた。

大半が「ありがたいこと」「初めてみた」という反応であったのだが、中にはこんな意見もチラホラ。
「もっと被害が大きいところ(倒壊地区)に行って自分の目で見て欲しい」
「ちょっとくるのが遅いかな」
など、今回の地震で被害に遭われた方ゆえの意見も少ないながらもあった。
実際、安全と判断したから来たわけで反対に今まさに危険な状態、といった場合であったら訪れただろうか。
市民の気持ちもわからなくはない。

ただ、わざわざ航空自衛隊の小型ジェット機、陸上自衛隊のヘリ、レンタカーのマイクロバスまでつぎこんで実現した今回のご訪問。
天皇陛下の強い意志が感じ取れる。

長岡市、小千谷市、川口町と回った天皇陛下のご視察。
地震に続いて激震が走ったのは言うまでもないだろう。

ちなみに、小さい子に反応を聞いたところ
「誰、あのおじちゃん?」
「えらいの?」
とのことで、記者が説明してあげると素直に
「すげー!」
と感動していた。



終始笑顔の天皇皇后両陛下


最も印象的であったのが
両陛下の訪問は60分ほどであったがその間ずっと、市民から「ありがとう」の声や拍手が鳴り響いていたことである。



一日も早い復興を願うばかりであります。



入倉


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