●更新日 10/07●

中学生男子、爆弾製造により逮捕


埼玉県警所沢署は5日、鉄パイプ爆弾を作ったとして火薬類取締法違反の疑いで、所沢市内の中学3年の男子生徒(15)を逮捕し、自宅から鉄パイプ爆弾4個と大量の花火を押収した。
男子生徒は「モデルガンで撃ち合う遊びに興味があり、手りゅう弾を作ってみたかった。製造方法はインターネットで調べた。夜中に野原で爆発実験もした」と供述しているという。
調べでは、男子生徒は8月下旬から9月上旬ごろまでの間、自宅で花火の火薬を詰めた鉄パイプ爆弾を製造した疑い。
男子生徒は市立中学校に在籍しているが数カ月間不登校で、学校側が9月中旬に不登校の生徒に学校への不満を問う匿名アンケートを実施した際、「学校を爆破する」と回答していたという。
県警本部の少年相談電話窓口に9月中旬、同市在住という匿名の女性から「息子が爆弾のようなものを作っている」と電話があったため同署で捜査。中学校の情報などから男子生徒の身元を割り出したという。(産経新聞より)


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少年が密造した爆弾(テレビのキャプチャーです)


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少年の通っていた中学校 「所沢市立 M中学校」

逮捕当日、テレビの報道陣が何人かいました。
聞き込んでみたところ、不登校のせいか本当に影が薄かったらしく、同校の学生からも「そんな人知らない」との回答が。
同じクラスの生徒にも聞くことが出来ましたが、「あいつならやりかねないなー」とまるで他人事のような話でした。

この少年は常々エアガンを打って遊ぶことに興味があり、爆弾製造はインターネットで方法を調べたそうですが、今回の事件を未然に防ぐことが出来たのは少年の母親に寄るところが多いでしょう。
多々起こる事件でよく報道されますが、子供がやっていることを家族が知らないということが実に最近多くなりました。
家族にも興味がないとか子供を叱ることが出来ない親が増えて行っている現在、今回の事件に限ることではなく、親が子供との接触を増やすことを多くしたり、子供に興味を持っていれば、まだ子供が間違った道に行っても“間に合う”のではないでしょうか。



山木



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