●更新日 10/04●
集合住宅の実態 〜正規軍VS維新軍〜(前編)
目黒のとあるマンションで現在も起こっているお話。
これは、マンションに常駐している管理人が区から支給されている「リサイクル報奨金」(資源の有効利用とゴミ減量の為に支払われる報奨金)を10年余にわたり飲食代や競馬等に使う為着服していた事に端を発する。
この一件をめぐって管理組合理事長率いる「正規理事会」と管理人擁護の立場にある「有志の会」の泥沼の抗争劇が始まった。
問題が起きている「ドルフ目黒」
「有志の会」がなぜ管理人を擁護するのかというと、報奨金の額が年間約12万円であることが「安すぎてお茶菓子代程度」ということで使い込みには当たらないという理由からだ。
「正規理事会」はそれが面白くない。
それもそうだ。
本来住民の為に使われるべきお金を私的に使われては住民でなくとも怒りが沸くというもの。
なぜそこまでして擁護するのか理解不能だ。
実は、「有志の会」メンバーは「正規理事会」のやり方に少なからず不満を持っており、簡単に言うとやっかみによる嫌がらせ以外の何物でもない。
「有志の会」は我々こそが正規の理事会と名乗り、どっちつかずの中立な住民までをも取り込んで「正規理事会」を潰しにかかってきたのである。
「正規理事会」には法に明るい人や建物管理のスペシャリストがいる。
しかし、「有志の会」中心メンバーにはかつて日弁連副会長、国家公安委員を歴任した現役弁護士がいる。
こうして、1つのマンションに2つの理事会という異常な事態に陥ったのである。
問題は、この事態に対して管理会社(大成サービス)が何もしていないことだ。
本来住民の間に立ち、管理全般を請け負うはずの管理会社がこの問題から目を背けさじを投げてしまってよいのであろうか?
おかげで静かに暮らす住民までもが迷惑している始末である。
閑静な住宅街で起こったこの一件。
内輪もめでは済まない所まできている。
のうのうと住んでいる
集合住宅の在り方に警鐘を鳴らすべく次回を待て。
探偵ファイル
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