●更新日 09/28●

噴火で浮かび上がる防災体制の甘さ


浅間山の噴火をきっかけに、別荘地で防災体制の見直しが進んでいる。
噴火が起こった嬬恋村別荘地では自治体からの避難情報、防災無線のなどが不十分であった。



特に問題になっているのは「屋内無線機」。今までは住民票がある人にしか設置していなかった。
そこで今回の噴火をきっかけに別荘地住民にも『有償』で配布することになった。
しかし、同じく火山が近くにある別荘地である北海道の鹿部町では『無償』で貸し出しているという。
この違いは、一体何なのだろうか?
嬬恋村に問い合わせた所、「別荘の件数の違いもあり予算が追いつかない為」という答えが返ってきた。
だが、鹿部町よりも別荘の件数が多い分固定資産税の収入があるのではないだろうか。

問題は、今まで設置していなかった理由にもある。
「村内には大きな街頭スピーカーがあり、そこから流すお知らせでさえ、うるさいという苦情が一部あったから」
という説明があったが、それは街頭スピーカーの問題であって、屋内無線機を設置しなかった理由ではない。

こういった別荘地の防災体制の甘さを問い詰めると、
「そんな噴火前の事いわれても、こっちとしてはどうしようもない。」
と逆切れする始末。

今後改善していく様に努力するという話だったが、
別荘はどうでもいい対応してた
というのが現実なようだ。



探偵ファイル・一二三



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