●更新日 09/21●
虫を飲んでダイエット?!
世の中では食欲の秋なんて言われていますが、この時期怖いのはお腹につく脂肪。
今回は、何もせずに脂肪の恐怖から解放される(けど、リスクも大きい)サナダムシダイエットをご紹介しましょう。
▲サナダムシ。こうして見ると結構キレイ?
やり方は簡単。寄生虫のサナダムシにわざと感染し、栄養分を横取りしてもらうことで、吸収する栄養を減らすというわけです。
このサナダムシダイエットの歴史は結構長く、色々な有名人もやっていたという噂があります。その中でも有名なのがイタリアの歌姫マリア・カラス。彼女は一時期100キロ以上あった体重を半分にまで減らすことに成功しました。実は数年ほど前に日本でもブームにかけた事もあったのですが、寄生虫のイメージの悪さのせいか、いつの間にか消えてしまいました。
▲歌姫マリア・カラス。
どうやってサナダムシ手に入れるのかというと、まずは冷凍されてない生のサケやマスを買ってきましょう。そしてそれを少しずつ慎重に捌いていくと、運がよければ1cm程度の白い幼体が見つります。それを噛まずに飲み込めば準備完了、あとは効果が出るのを待つだけです。
▲これが頭。これを体の中に入れるのは・・・。
しかしこのダイエット方法、効果は期待できますが、その分リスクが大きいです。
まず第一に副作用。体の中で虫を飼うわけですから、体調に影響が無い訳がなく、不快感・食欲不振・下痢といった症状があらわれます。
また摘出方法も問題です。ダイエットが完了すれば、いつまでも体内で飼う訳にはいきません。そこで体の外に出さなければいけませんが、その方法というのが薬を飲み絶食し、おしりの穴から引っ張り出すのです。 その絵面はなかなか壮絶なものでしょう。
そして、何と言ってもサナダムシを飼っていることが人にバレた時が大変です。人から人へ直接感染することはありませんが、あなたを見る目が確実に変わることでしょう。
これだけのリスクを侵してもやみる勇気はありますか?
探偵ファイル・MAYU(文章校正・千明)
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