●更新日 09/15●

SV 〜セックスボランティア〜


SV(セックスボランティア)

最近見かけることが多いこの言葉は、まだまだタブー視されている障害者の性介護を表す。
日本ではまだ法的に認められていないが、具体的に欧米の例をあげると、障害者同士のセックスやマスターベーションを第三者が手伝い、風俗に行くための資金に対して国が補助を出すといったもの。


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▲SVに詳しい熊篠慶彦氏。風俗ライター兼エロアドバイザー多岐に渡って活動中。 自身も脳性麻痺による四肢痙性麻痺(CP)を患っている。


記者: どういった方法で性処理を行っているのか?
熊篠: ボク自身は一人で処理できる。極端な場合、障害者の男同士、手や口でしたりすんの。それでゲイに走ってしまう場合もあるよ。
他には介護に来てくれた人にお願いするんだよね。相当な勇気がいるし、恥ずかしいよ。
頼むことで関係が崩れる場合もあるから。
記者: 意思表示が出来ない人なんかは?
熊篠: 障害のレベルが重くなるほどに自宅療養だから身の回りの世話は必然的に母親になる。 となると男としての反応を母親は目の当たりにして、言葉は悪いが不憫に思って性処理の相手をしてしまう場合も稀にあるんだ。
逆もあるんだよ。本当に稀だけど父親と娘・・・・・・。


HPなどで当事者の相談を受ける熊篠氏は「よく聞く話」の一つだという。
一方、障害者らの現実に対しても問題はあるようだ。

熊篠: SVって聞いてどうにかしてくれって人が多い。
金がないけど風俗行きたい、障害があるから働けない、働きたいけど場所がないなんて言う奴がいるけど、俺は思うね。
国が働ける場所を提供するのを待つんじゃなくて、自分達で働ける場所を勝ち取るべきだと。
体が使えないとわかっているなら頭使って金を稼げばいいじゃない、株でも馬券でも。行動力が大切だと思うな。



どんなことも可能だと自ら証明してくれた。

写真
▲自分で運転してきた愛車のなかで用を足す熊篠氏


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