●更新日 09/06●

爆風で246封鎖




ドーン!!

という爆音とともに慌てふためいた近隣住民の話。

「自分ちが吹っ飛んだかと思った」

上の写真は東京都世田谷区上馬2の4階建てビル1階の焼き鳥店「手羽からもんも」で起きた爆発事故後の様子。(5日午前11時ごろ)
ビルの隣りのマンション住民が携帯カメラで撮影したものである。

東京では交通量が多くて有名な国道246号線には、店内のものが散乱。
冷蔵庫までが道路に吹き飛ばされ、現場道路は一時封鎖される騒ぎとなった。

しかしこの日は日曜日ということで交通量も少なく、けが人は店の従業員と通行していた男性の2人だけだったようだ。
1キロほど離れた家の人も地響きを感じたほどの爆発だっただけに、不幸中の幸いだったのかもしれない。


▲道路を挟んだ向かい側のマンションの窓ガラスも爆風によって破れた。

246号線の上には高速道路が走っており、ビルのすぐ裏に住む男性は「高速道路が崩れたか、車が落ちてきたのかと思ったけど、何が何だかわけがわからなかった。一瞬“テロ”の2文字が頭をよぎりました」と当時の混乱した心境を語った。


▲爆発のあったビルの様子(5日午後撮影)。同じビルの1階には、焼き鳥屋の他にもうどん屋など、計3店が軒を連ねる。写真手前側が焼き鳥屋


▲行列ができるほど人気のあった店は、一瞬にして瓦礫の山と化した。

日曜の午前にいいともの増刊号やサンジャポをだらだらと見ている時に、誰がこのような爆発を予期できるであろうか。
まさに「一寸先は闇」ということ教える事故であるが、夕方前にやってきた同ビル飲食店のバイトの少年は、記者の質問にも答えることができず、変わり果てた店の前でただ呆然と立ち尽くすだけであった。



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