●更新日 08/29●
留学ビジネスの影に 2
何度かお送りして参りました留学についてのお話。 以下、某有名企業『N』の現役留学生のコメント Nとは? Nはアメリカの4年生大学に、「日本人受け入れ制度」と言う形で各大学毎年、数人〜60人くらいを送っています。制度としては交換留学等ではなく、普通に入学したという形です。 この会社の問題点 問題はお金です。合計で400万近く留学費用とは別に払わなければなりません。 馬鹿げた話ですが、この会社に生徒として入る為にまず試験があります。その試験を受ける資格を取る為に各地方で「説明会」と言うモノに出席しなければなりません。 「説明会」は親同伴でなくてはいけなく、その時に親を説得するような説明会があります。Nの言い分としては、「Nの4年間のサポート料で300万必要だが、合計では日本の私立大学よりも安くなる」と話します。 2〜3時間近に渡るマインドコントロールのおかげで300万を払うと言う親御さんも少なくありません。 私の親もそれで。その事をこうして後悔しています。 具体的な金額 まず入学試験を受けるのに3〜5万必要。 そして、サポート料320万。これがどういう風に使われているかも不明ですが、その後も納得出来ない事が続きます。 「国内語学研修」という名のもとで40万。→実際はテープ20本位と、N製作のテキストと、英語で市販されているテキストと、スクーリング代のはずです。 スクーリングというのはN合格が早めに決まった人だけが行ける4時間×10回のレクチャーです。 「合宿費用」で3万〜4万。→4泊5日なのですが、赤城や御殿場にある青年の家を使うので料金はほとんど掛からないはずです。 「渡米費用」として20万。→渡米は各大学まとまって行くのですが、片道だけなのに20万は明らかにおかしいです。飛行機に乗って、バスに乗って大学に着くだけです。食事は1食位です。 「留学生保険」50〜60万。これは妥当だと思います。 結局合計すると400万ほど。大学の授業料、寮費とは別に。 確かに要綱の最初にはその様な事も書いてあるのですが、彼らの説明の仕方が上手く所々で入金する事になります。 その後、4年間はお金が取られないのですが、Nは上記の費用の明細を出しません。 その他 一応大学にはカウンセラーと呼ばれるNに雇われた英語が出来る人がいますが、大して宛てになりません。 結局の所、サポートは在学中にはほとんどありません。意味がないです。 まとめ この企業は問題が多く、訴訟に発展したケースも少なくありません。 私達(留学希望者)はNの内情を全く知らず、本当に健全な企業かそれとも留学生相手にぼろ儲けしている企業なのか判断が付きませんでした。 この様に、「大手だから」と安心して依頼し、後に後悔される方が大勢いらっしゃいます。 留学を希望される方は、 1、『どの方法で留学するか?』 2、『この会社は信頼出来るのか?』 3、『留学先の学校は公正か?』 という3点をしっかりと確認された方が良いでしょう。 留学しようとされている学生さん、親御さん。 後悔せぬ為にも、真剣に考えて選ばれますよう−−。 探偵ファイル・キム |
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