●更新日 08/28●

心霊?事故の多い交差点


武蔵村山市、三ツ木交差点。東西を走る新青梅街道と、南北を走る残堀街道が交わる、一見普通の交差点です。
しかしここ最近、何故か交通事故が多発しているのだそうです。事故といっても、今のところは接触事故や追突ばかりですが、いつ重大事故が起きてもおかしくありません。





この三ツ木交差点にはこんな怪談じみた逸話があります。
昭和49年5月23日、子供を生んだばかりの主婦が交通事故で亡くなりました。それ以来、ここでの大事故が急増したのだそうです。そこで交差点脇のガソリンスタンドの店主がお地蔵様を建てたところ、不思議と事故が減ったのだとか・・・。
当時は新聞にも取り上げられ、わざわざ交差点を見る来る見物客も多くいたそうです。



▲ガソリンスタンドの敷地内にあるお地蔵様。今も花が供えられている。


しかし、何故ここ最近になって再び事故が増えたのでしょうか?
いくつか仮説を立てることはできます。



▲交差点に南から進入した場合。左側の視界が悪く、新青梅街道がある事に気付きにくい。


残堀街道の西側には雑木林が生えています。これがここ数年で角のすぐ近くにまで生い茂るようになりました。そのため、別段見通しが悪いようには感じにくいですが、かなり視界の狭くなっています。
また雰囲気的に、この雑木林の間を交通量が非常に多い新青梅街道が走っているとは気付きづらいのも、原因のひとつかもしれません。
この他にも事故が多発する原因として、残堀街道のラッシュ時と通常時の極端な交通量の変化や、長くも無く短くも無い中途半端な信号の間隔なども考えられます。



▲新青梅街道の制限速度は50km/h、残堀街道は40km/h。この差が事故が起きた時に大きく影響する・・・。


これらの要因が重なって、事故が起きるのだと推察してみたのですが、ここを良く通るタクシーの運転手はこのような事を言っていました。

「過去にそんな事があったという事を聞いてると、ここを通る度になんとなく背筋に冷たいものを感じるねぇ。それがハンドル操作を誤らせるのかもしれないよ。」

はたして霊の仕業なのでしょうか・・・?



探偵ファイル・千明



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