●更新日 08/26●

元・東スポ淫タビュアーは語る


先週スパイ日記にて淫タビューはヤラセなのか?という記事を掲載したところ、以前東スポで「街頭淫タビュー」(→街角の素人女性にエロインタビューをする名物コーナー)を担当していたというA氏(現在は他社勤務)から連絡があった。

「記事を見ましたが、 麻 雀 し ま せ ん か ♪」

A氏は東スポ入社後、数年に渡り淫タビューを担当していたのだが、「これまで麻雀で使ったお金で車が買える」(→もちろん場所代とかでかかっているものと思われます)というほど付き合わされてきた麻雀好きだという。

“麻雀の猛者相手に卓には常に最大級の注意を払いながら話を聞く”という、とてつもなく困難な取材となったが、A氏の負けが込んで口数が少なくなる前に色々と話を聞いてみた。





A氏:今日は友好を深めるために、お手柔らかにお願いしますね。
記者:はい。友好を深めるために、ですね(笑)。


A氏は友好を深めるために、次々とリーチをかけてくる。


記者:淫タビューやってた時の裏話とかってあります? 記事にならない面白話とか。
A氏:うーん、名古屋で新幹線の時間ギリギリなのにノルマが達成できなくて、最後AVの土下座ナンパ風に声掛けたら成功したことがあったかなー。あと声掛けたコがたまたま知り合いの娘さんだったこととか。
記者:それ気まずいですね……。色んな苦労話もありそうですが。
A氏:苦労話は、地方に行った時が多いですね。
記者:たとえば?
A氏:富山とか奈良とか繁華街がほとんどなかったり、東北の方は夜はほとんど人が出歩かなかったり。
逆に沖縄なんかだと若者の活動が活発になるのが夜22時以降だったり、電車が通ってないので移動が大変だったり。
記者:地方をまわって、他の取材もするとなると大変ですね。
A氏:いや、淫タビューは淫タビューだけで行きますよ(笑)。沖縄にも。
記者:淫タビューのためだけに沖縄!ですか。


当記者のカンでA氏にドラが乗りまくり、友好がさらに深まった。


A氏:知らない土地だと、地下街があるのに気が付かず、ずっと人通りのない駅前広場で苦戦続きなんてこともありますよ。
記者:地域によって取材方法を変える必要があるんですね。
A氏:そういうことです。
記者:そういえば僕がこないだやった歌舞伎町なんかは、声かける前に「女の子なのかなー、オカマなのかなー」っていうふうに選別ができなくて困っちゃいましたよ。。。あとナンパや呼び込みが多いから警戒されちゃって……。
A氏:ナンパに間違えられることはありますよ。待ち合わせていた彼氏がやってきていきなり殴られたなんて記者もいますから(笑)


写真
▲東スポエロコーナー「男セン」がカラーの日を楽しみにしている男性も多いんだとか。他のコーナーが手薄な週のなか日に多い。


記者:淫タビューやってみて思ったんですけど、話しているうちに女の子と仲良くなってきません? こっちがその気になればそのまま遊びに行けそうな手応えはありましたが。
A氏:基本的には名刺きっている関係で手を出すのはヤバイんですけどね。
記者:基本的に、ということは例外もあるんでしょうか?
A氏:まあ……、一度だけそういうことはあったかもしれない、ということで……(笑)
記者:もしかしたらこれから新しいナンパテクニックとして……
A氏:流行らないと思います!
記者:速答ですね……。
A氏:まあこちらに下心があればそれに比例してお持ち帰りの数も増えるんじゃないかなー、という感じはします。
記者:それを聞いたら街角に私のような似非淫タビュアーが増えるかもしれません。(いないと思うけど)これから“淫タビュアー”を目指す人に何かアドバイスをお願いします。
A氏:さっきも言ったように、ベタな待ち合わせスポットとかに1人でいるコには声を掛けないほうがいいです。彼氏と待ち合わせが多いので。基本的に2人組をターゲットにします。これは効率的ってのもあるし、相手の警戒心を解くためにも有効。
記者:ありがとうございました。それでは、卓に集中してください。
A氏:どうもこちらこそ。。。





その後は急激に点数を減らしながら、東スポ上層部の恐るべきシモ話(噂)までしてくれたA氏。
そのエゲツナサをA氏の話だけで表現することは今回控えるが、超自由的な紙面はそこから来ているのかと思わせてくれるエピソードであった。

もうすぐ夏も終わり、スポーツの秋がやってくる。
他紙とは明確な差別化をはかる東スポは、エロにスポーツに芸能に、これからも我々を楽しませてくれることだろう。



探偵ファイル・カグウェル



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