●更新日 08/18●

燃えるアテネ! のチョッとした裏話


先週13日に華々しく開幕したアテネオリンピック。
5日経過した今日までの日本はメダルラッシュが続いており、大盛り上がりである。



▲探偵ファイルスタッフにも酒を片手にテレビ観戦を楽しむ姿が。


一番目の金メダルを日本へもたらしてくれたのは、柔道界のスター・田村亮子、……ではなく、谷亮子。

前回のシドニーに続く2枚目の金であり、重度のケガを克服した中で獲得した金は喜びも一入(ひとしお)だったに違いない。

アテネオリンピックを一ヶ月前に控えた先月12日に『左足腓骨(ひこつ)筋腱損傷』との診断がニュースに流れるも、実はじん帯2本が断裂していたというなんとも信じがたい状況。

アテネオリンピック放送に関わるテレビ局関係者の話によると、

「谷はこれまでにも何度もケガを繰り返していたけど、実はそれらの大体はデマだった。それもスポーツ選手であるが故の作戦なんですよ。これまでに決してトップの座を譲らない彼女を目指す多くのアスリートが存在する反面、蹴落とそうと狙う敵もたくさん存在しているんです。本番までの最終調整とする選手合同強化合宿などには、世界各国から彼女の様子を窺うためのスパイが入り込んでくるので、彼らに状況を覗かれない為に“ケガ”というたてまえを置いているんです」

今回のケガはホンモノだったと前出者は語るが、これまでのケガの多さを見ても常にボロボロに傷めた体で戦っているとなると相当強靭な精神力の持ち主であるのだろう。


これから行われる競技の中では、大和なでしこが水中を舞うシンクロナイズドスイミングに金メダルの期待がかけられている。

チームのテクニカル・ルーティーンでは“阿波踊り”を取り入れ、デュエットの立花・武田組は日本人形をテーマにした“ジャパニーズ・ドール”と、和の風情を取り入れるスタイルとなっているようだ。

しかし、それらを披露するまで過酷な練習に耐え、プライベートもそうそうない日々を送ってきている選手らの努力が台無しになるような話を持ち出したのは前出の関係者。

「シンクロなどは、どこの国がメダルを獲得するか事前に決まってるんです。小数点値の点数付けでも1位を決めるには際どいところまで来てる。つまり、技術面においてはどこの国も点数で評価できないほどに完璧で、それは芸術の域に達していると言ってもいいほどだから、審査員側もどうしたらいいか困り果ててるのかもしれません」


強敵ロシアのポクロフスカヤコーチは、「事前に結果が分かっていたら、誰がメダルのために涙を流すと言うの?」と語っているが、23日から5日間に渡って行われる競技の中で金メダルを獲得するのはどこの国になるのだろうか。


長い長い歴史のある大会だけに、奥が深い……。




<おまけ>

 ▲いつのまにかチャンネルを変えていた……。



探偵ファイル・西原



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