●更新日 06/28●

働く人の憂鬱シリーズ 〜ベビーシッターの憂鬱〜


様々な業界で働く人がいます。ですが、その業界に身を置く者にしか解らない裏話も沢山あります。興味があっても、「実情はどうなんだろう?」という不安を持つ方々の質問にお応えするこのシリーズ。 今回は、ベビーシッター・アルバイトをされている方にお話を伺いました。
では、さっそくインタビュー開始です!



ベビーシッターの仕事とは?
母親代わりです。お宅に訪問して、子どもと一緒に遊んだりご飯をあげたり。また、その他家事もする場合があります。

きっかけは?
私はアルバイトなんですが、時給のいい仕事を探していてたまたまネットで見つけました。登録制で、未経験でもすぐに仕事を斡旋されました。

魅力は?
子どもと接していて一緒に夢中になってしまいます。仕事なんですけれど、あまりそう感じないところが魅力でしょうか。
また、子どもに必要とされていると実感できますね。男ウケもよくなりますし。
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内情は?
私みたいに、アルバイトや未経験でもすぐに仕事ができる所かな。ある程度は人選しているのでしょうけれど。
また、私個人の内情ですが、親御さんが帰ってくる直前に子供をくすぐって笑い声をたてて、「楽しんでいるのね!」と、親御さんを安心させたりなんていうテクを使っています。

この仕事を将来するのに知っておいた方が良い事は?
凄く疲れますね、精神的にも体力的にも。楽しいのですが、子供って凄く元気ですし、人間相手だからこっちも一生懸命にならなきゃ務まりません。自分のペースでする仕事とは違いますからね。
また、料理や応急処置等も学ぶ必要があります。おもらししてもきちんと片付けなくてはいけませんし。

笑い話や苦労話は?
初めてのベビーシッターが13歳の男の子でした。
一緒にご飯を食べて、遊んであげてという内容でしたが、「過保護?」と思いました。
お父さんとお母さんのH話を子供にされた事もあります。しかも詳細に。こっそりHしていても子どもにはバレているんですね。
苦労話ですが、6歳位の子供と遊んだ時、「公園行きたい!」と言われました。公園まで10分の距離ですが、子供は自転車、私は走り。へとへとになって公園に着くと「追いかけっこしようよ!」と……。当然、帰りも子どもは自転車、私は全力疾走……。相当、カロリー消費しました。「次もお姉ちゃんと遊びたい〜」と次回から指名されましたね。
また、よく「このアニメビデオ見せてね」と渡され、外出していくお母様がいらっしゃいます。子供はテレビ大好きじゃないですか? 1回見せたら「もう1回見たい〜」と言われ、ずーっと見せて仕事が終わる事もあります。
何が苦労かって、報告書の作成が大変です。
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子どもと接していてどうですか?
ベビーシッターと接する子供は外交的になると思います。人付き合いが子供の内から上手いです。子供も、毎回違うお姉ちゃんと接しているからなんでしょうね。

内緒の事は?
1回、子どもを叩いてしまいました。
「このおもちゃは当たると痛いので投げないでね」と言っていたのに遊びがエスカレートして私の目に直撃!! 思わず……。そしたら「あ〜! ぶったー」と言われたので、「いま痛かったでしょ? おねぇちゃん、これよりも痛かったのよ! もしお母さんやお友達が痛い目にあったら嫌でしょう? だからもうしないでね」みたいな事を言って教育しました。

その他、言いたい事があれば是非
色々なお家にお邪魔し、子供と接してきましたが、家の散らかり具合と子供の躾の悪さは比例しているように思います。台所や納戸が汚い家の子供は質が悪い。躾がなっていない。ボロアパートでも豪華な一軒家でも、です。



ガルエージェンシー本部・刈


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