●更新日 04/18●

何十年モノのタレは大丈夫!?


先日、読者さんからこんな指令がきました☆

指令1:創業数十年、という老舗の飲食店などで、
『創業以来、使っては継ぎ足しして、ずっと守り通し使い続けてきたてきた秘伝のタレ』
などというものがありますが、衛生的に見てどうなんでしょうか?食品衛生法にひっかからないんでしょうか?
タレにも、賞味期限というか品質保持期限のようなものはあると思うんですが・・・

そう言われれば確かに!みんなの胃袋を守る為に、東京都庁の保険・衛生を担当してる部署に話を聞いてきました!
結論から言うと、
タレ自体に関して法的に規制していないから何十年使い続けてよ〜が、継ぎ足してよ〜が別に食品衛生法にはひっかからない」
しかし、
「そのタレの成分に問題があるのならば食品衛生法にひっかかる」
だそうです。


美味しそうなタレ♪(イメージ画像)

それでは、結論に至るまでのやり取りです。

えりす 「長年タレを使い続けることは衛生的に問題ないのですか?」
職 員 「そのタレの成分に問題が無ければ特に・・・お店次第ですね。」

えりす 「タレに含まれる問題の成分って何ですか?」
職 員 「例えば定められた一定の量以上の添加物の使用があったり、認められていない化学物質の混入です。その場合は必要に応じて店に個別指導します」

えりす 「タレにも賞味期限や品質保持期限はあると思うんですが大丈夫なんですか?」
職 員 「タレの作り方、保管の仕方もお店ごとに違うから、どれが大丈夫でどれがダメか区別がつかないんですよ」

えりす 「タレに使う、例えばお醤油とかには期限があるのだからタレにも賞味期限はあるかと思うのですが?」
職 員 「・・・えっと、お店の方で管理をお願いしているので・・腐敗が見られたり健康に危害が出たりした場合は・・・」

えりす 「そして検査はいつするんですか?」
職 員「えーと何か起こってからはちゃんと検査しますよ!」


んぁ!?起こってから!?
食中毒の治療費ビタ一文払わないくせに何て無責任なんだ!このヤロウ!

そして、もう一つの指令
古くなった食品の賞味期限を書き換えて店頭に出す悪徳食料品店などがワイドショーなどで晒し上げを食らっていましたが、
何十年間も、古いタレを混ぜ続けている店は、そこのところはどうなっているんでしょうか?

1度商品として出したものを、売れ残ったなどの理由から日付を張り替えて再度販売するのと、
伝統の味を守る為に使ってる古いタレとでは根本的に別問題とのことです。

もし私が後者の立場として、悪徳食料品店と一緒にされたら金剛力士像バリの顔で怒り狂う事でしょう。
だから一緒にしちゃダメですよ!
お店の店主も「継ぎ足して作るタレが衛生面・味、全てに一番気を使っている」とのこと☆

だから一番の問題って、タレうんぬんよりも今の保険の体制じゃないかなぁ?



「何か起こってからはちゃんと検査しますよ〜」



「起こってからは〜」



起こってから動くんじゃ遅いんだよ!!



探偵ファイル・えりす



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