●更新日 04/11●
邦人解放へ!帰ったらオシオキ?
我々は、次のことを決めた。
(1)我々は、イラクのイスラム宗教者委員会の求めに応えて、3人の日本人を24時間以内に解放する。 (2)我々は、親愛なる日本の民衆に対して、日本政府に圧力をかけ、米国の占領に協力して違法な駐留を続ける自衛隊をイラクから撤退させるよう求める。 神は偉大なり。勝利するまで戦いは続く。 ヒジュラ暦 1425年サファル月19日 西暦 2004年4月10日 サラヤ・ムジャヒディン イラク邦人人質事件、日本時間11日の午前3時ごろ、アルジャジーラは24時間以内に人質解放と報じた。 全く情報のなかった謎の犯行グループにとっても今回の事件はデビュー戦となったわけだが、「自衛隊を撤退させなければ3人を焼き殺す」とまで言っていた割に解放に至る経緯はアッサリしている。 彼らは「我々はイスラム宗教者委員会が我々に殺害をとどまるよう求めたことを今晩の報道や特別な情報源から知ったからだ」とだけ説明しているが、今晩の報道とは何か、特別な情報源とは何か。 米軍突入情報に恐れをなしたとか? テロリストが早々に心変わりするものかと考えると、実際裏ではどのようなやり取りがあったのか謎は多く残る。元々仕組まれたものだという声も大きいが、人質がまだ正式に解放されないうちは多くの報道機関がこの事件の不審な点には触れられないであろう。真相解明のためにも一刻も早い解放が待たれる。 一方、事件の真相がどうあれ今回の出来事が「自衛隊派遣」について国民が考え直す機会であったことだけは確かである。 9日14時30分から10日18時まで行われた探偵ファイル読者アンケートでは、有効投票54,047件と高い関心を集め、「撤退する必要はない」との回答が実に8割超。 ほぼ同時刻、30分遅れの15時からアンケートを開始した「nikkansports.com」との開始後5時間の差異は以下の通り。 ・日刊スポーツ・・・(15時 〜20時 )15,729票、撤退28.5%、残留71.5% ・探偵ファイル・・・(14時半〜19時半)16,958票、撤退22.6%、残留77.4% ネットユーザー層は圧倒的に「撤退の必要なし」と考える人が多かったのだが、街頭調査、電話調査では撤退派も多く、一概にどちらが多数とは言えない。 民主党菅代表が撤退すべきかどうかあやふやだったのも頷ける。(現在は「非戦闘地域のなくなった今、撤退すべき」という意見) 第一報以来、探偵ファイルに寄せられるメールも多い。
(撤退派) ・人道的復興援助と称して、自衛隊がどの程度役に立っているかも良くわからない。 ・自衛隊は自国民を守るべきもの。 ・イラクは戦場だ。 ・命は大事。焼き殺される映像は見たくない。
(残留派)
・自衛隊が他国の軍隊と違うことを説明すべき。 ・テレビや新聞で「イラクは危ない」と報道してるのに、それで行って死んでも自業自得。 ・一部個人の活動により国政が左右されてはならない。 ・テロの要求を一度でも呑めば、長期的な状況はより悪化する。 これ以外にも、特に自衛隊には触れず「とにかく3人に無事に帰ってきて欲しい」という意見も多かった。 95,000件の署名を集めたという今井紀明さんの友人らの願いが届く時間も刻一刻近づいている。
今回、イラクで人質になっている今井君たちを助けるために、今、多く人の力が必要です。下のアドレスで署名をすることが出来ます。どうか、協力をおねがいします。
また、出来るだけ多くの方に知ってもらいたいので、転送おねがいします。 今井紀明君の友人一同。 何はともあれ……、となりそうな、なってもらわなくては困る今回の一件。 「本当に帰ってきたら殴ってやりたい」とは肉親の語るところだが、国民の反応はいかがなものか。 暖かい出迎えか、冷ややかな視線か。 人質解放の速報後、みんなが目覚めニュースを初めて知る時間帯、早朝の各テレビ局の反応はというと……、 概ねスルーの方向。 無事が確認できてからでないと色々とやりにくい??? 音声画像はなぜ流れなかった!? 探偵ニュース「邦人拘束事件に見る日本のマスコミ」へ 探偵ファイル |
|
|
|
|