●更新日 03/29●

18歳未満は入店禁止!都条例改正へ


22日、このような報道がなされた。

漫画喫茶、深夜入店禁止に 都青少年条例改正案成立へ
成人向け図書の規制強化や、漫画喫茶などを18歳未満の深夜立ち入り禁止施設にする東京都青少年健全育成条例の改正案が22日、都議会文教委員会で可決された。30日の本会議で可決、成立の見通し。
(共同通信より引用)


この記事によると、インターネットカフェやカラオケボックスも深夜立ち入り禁止施設になるようだ。
遊ぶ気力も体力も有り余っている青少年にも厳しく当たるべきだ、という世論の結晶が、この改正案なのかもしれない。
では、遊ばせる側・・・つまり、各店側の意見はどうなのだろうか。今回は都内主要駅前にあるカラオケボックスと漫画喫茶+インターネットカフェ数店に事情を伺った。
すると驚くべき事に、ほぼ全ての店から同じ内容の回答が得られたので、まとめて記載したい。

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▲小雨の降る中でも懸命な宣伝を続ける看板係

――条例改正案についてはご存知ですか?
知っています。
(経営者が騒いでいましたから、と回答した店もあった)

――現在、青少年(18歳未満)の深夜立ち入りについてはどのような対処を?
若く見えるお客様には身分証明書の提示をお願いして、未成年あるいは青少年であると判明した場合は入店をお断りしています。

――条例が改正されても影響はない?
ありませんね。むしろ、入店制限を条例が後押ししてくれる形になりますから。

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▲デフレにより、利用しやすくなったカラオケボックスも・・・


結局、既に青少年の入店を制限している店がほとんどだったのだ。
その理由として、以前から行われていた行政からの指導の影響が大きいらしい。
残念ながら撮影の許可が下りなかったが、「当局の指導により、深夜の未成年の立ち入りは禁止する」と張り紙がしてある店もあった。

写真

もちろん今回取材を行った店以外には、行政の指示に従わず、未成年でも深夜に入店させているものもあり、それが問題になっているのも事実だ。
だが今回の罰則付き改正案が通れば、それらも見てみぬふりは出来なくなるだろう。

夜の行き場を失った、遊び盛りの青少年達。
彼らは一体、どこへ行くのだろうか・・・



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