働く人の憂鬱シリーズ
〜 通訳の憂鬱 〜


様々な業界で働く人がいます。ですが、その業界に身を置く者にしか解らない裏話も沢山あります。興味があっても、「実情はどうなんだろう?」という不安を持つ方々の質問にお応えするこのシリーズ。

今回は、国と国を繋げる橋渡しをする通訳さんのお話です。



―――通訳ってどんな仕事なのですか?
私の場合、文章を日本語からスペイン語に訳したり(その逆も)、会議などに立ち会ったりですかね。

―――この仕事をなさろうとしたきっかけは?
こっちに住み始めてすることがなかったときになぜかスカウトされました。

―――このご職業の魅力は?
言葉が解らない同士の間に立ってコミニュケーションをとらせる事ができるなんて素敵!と私は思います。

写真
▲この方も、通訳でしたね

―――実際仕事をしてみて、内情はどんなものでしたか?(賃金・給料の事など)
お給料はいいですね〜。現地のスーパーバイザーさんよりも高かったりします。まぁ、経験や語学力などにもよるでしょうけど。

―――通訳を目指すなら知っておいた方が良い事は?
ただの普通の会話だけじゃなくって専門用語とかを頻繁に使うので覚える事が多いです。
あと、現地人との会話なのでいろんな言葉のフィーリングを覚えるのも大事!私達だって学校で習うような正しいしゃべり方をしている訳ではないのと同じだと思います。

―――外人の異性は魅力的ですか?
魅力的ですね〜(笑)
かっこいい、かわいい、美人な人はいっぱいいるけど、顔だけで体は鏡餅な人も山ほどいます。

―――結構行われているけど、一般の人には内緒(秘密)の事ってありますか?
仕事柄日本人と現地人の間に立っているので八方美人ぽくなってしまう事がありますが、これはどこでも避けられないのかも……。

―――「この仕事をしていて良かった」と感じた時のお話を
会社の物凄く偉いお方が現地視察に来られた時に、「君は通訳が上手いね〜、よく解るよ!」といわれた時は嬉しかったですね。

―――笑い話とか、苦労話とか有ったら教えて下さい
日本語がおかしくなったり忘れてしまったりしてしまう事です、2ヶ国語混ざった話し方をしてしまったり!
他には、現地人の人は日本人の会話を結構聞いていて、よく繰り返す言葉を覚えていたりします。
1番最初に覚えるのは「もしもし」。少しづつ教えていくと、結構覚えていたりして、いつか私の仕事をとられてしまうんじゃないかとひやひやしています(笑)。

―――その他、言いたい事があったら是非
通訳って言うのはあくまでも中間の立場であって、どっちが悪いって明らかでも何もいえません。
そして、やっぱりただ訳すだけの人なので自分の意見も言ってはいけません。
時間が経って、それなりに認められればよいのですが、それまではなにも口出ししないのが吉。
現地人と日本人の文化や考え方は全く違うので間にはさまれると辛い時がありますが、やっぱりこの仕事は楽しいですよ!



( 探偵ファイル・キム )

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