働く人の憂鬱シリーズ
〜 郵便局員の憂鬱 〜


様々な業界で働く人がいます。ですが、その業界に身を置く者にしか解らない裏話も沢山あります。興味があっても、「実情はどうなんだろう?」という不安を持つ方々の質問にお応えするこのシリーズ。

今回は、外務郵便局員さんにお話を伺って参りました。それではインタビュー開始です!



―――どんな仕事をなさっているのですか?
郵政三事業(郵便・貯金・保険)において、都市部の局は専任でそれぞれ担当がいますが、私の所属は小さい所なので郵便を配達する事はもちろん、保険・貯金の営業もしますよ。

―――きっかけは?
公務員としての安定性ですね。また比較的入社も楽でしたので。

―――魅力は?
契約を取ればとっただけ、微量ですが給料に反映されることですね。あと郵便局に入ったというと周りの印象は良くなりますね。
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▲ポスト。大住くんは入っていません

―――内情はどんなものでしたか?
安いです。30代で手取り14万という人もいますね。しかも、かもメール・年賀状やゆうパックの営業ノルマが取れないと自腹で買う事になります。保険は、契約次第です。契約取れただけ反映されます。いい時期では年収2000万なんていう人もいました。

―――郵便局員を目指すなら知っておいた方が良い事は?
楽な仕事だと思わないほうがいいと思います。場所によりますが、1日50kmほど走るし、天候も関係なしですから、夏は暑いし、冬は寒い。雪の日は哀しくなります。
配達自体もつらいですが、メインは営業です。公社化も影響して、営業成績の悪い人間は辞めざるを得ない部分があります。一般企業の営業さんと変わらないのじゃないでしょうか。
郵便局だからといって、郵便に決して携わるという訳ではないと思って下さい。

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▲配達する局員の方々 イメージ画像です。


――― 一般の人には秘密の事は?
結構事故に遭います。バイクなんてかなり使い込んでいてまともなものは数少ないですから。
みなさん郵便局というと間口を開いてくれます。他の企業ですと、門前払いでも郵便局なら安心してくれますね。
契約の時の審査があるのですが、審査しないなんてよくありますね。本人に会わなくてはいけないのですが、本人は海外にいるのに会ったことにして加入完了した等有ります。

―――良かったと感じた時
地域の方々と密着していると感じた時ですね。配達した時に「ご苦労様」と労って頂けると、やってきて良かったと思います。

―――笑い話や苦労話
時間が実際足りないですね。郵便は確実に時間までに届けなくてはなりませんし、量が多く天候も悪いとどうしても時間が押してしまいます。営業の時間なんてないのに、成績も上げないといけない。その上に名目上残業が許されていないので厳しいです。
営業でお話をさせて頂いて、仲良くなり関係持ってしまった事が有ったそうです。契約も勿論取ったそうですが。団地マンションが美味しいそうです。

―――その他、言いたい事があったら是非
道を聞くなら郵便局員に聞くべきですね。近道・裏道など精通していますし、住所を聞けば大体わかります。担当区域に限りますが。派出所より詳しいですね、間違いないです。カブの運転は郵便局員が一番うまいのではないでしょうか、ドリフト・アクセルターンは日常茶飯事です。




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( 東海支部特派員:BUSS 編集:キム )

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