死刑では終わらない 3
〜 オウムのしたことを・・・ 〜


前記事「死刑では終わらない」 「死刑では終わらない2


東京・世田谷区南烏山にあるマンション・GSハイムはオウムに一部を占拠されてしまった。
オウムは同マンション管理組合に何の許可もなく、


写真

どこかで見たことのあるサティアン風に改築。

これを見て「そういえばオウムはこういうことが得意だった!」と思い出した人も多いはず。教祖を失い、教団正式名称を変えた今も、そのノウハウはしっかりと継承。マスコミのフィルターを通して伝わる「今のオウムには何もできやしない」という空気は、現地では全く感じられない。
信者たちは太陽の光が全く入らない修行部屋で、一体何をしているのか。公開されていないだけに不気味である。

ちなみにオウムによる“手作り道場”で最も凝っているのが、


写真

上祐氏の抜け道。

ここには上祐氏が外出する際、外から全く見えないようにする工事が施されている。上の写真で言えば右側(道路側)の壁はオウムによって作られたもの。上祐氏はこの階段を下り外に出て、

写真
背丈より高い壁に挟まれた通路を通過し、

写真
この扉を開け、


写真

このシャッターからベンツで外出する。

この間マンション外部から姿を見られることはない。マンション住民以外の人間が上祐氏を見ることは不可能なのだ。

松本被告判決直前、マスコミが盛り上がるのと同時に姿を見せなくなった上祐氏。都合の悪い時期に合わせた“修行中”はいかにも彼らしい説明だが、そろそろ外の空気を吸いたい頃でもあろう。
※しかし先週6日も同マンション一般住民を中心とした“世田谷区をオウムから守る会”が要求書を提出しに上祐氏の部屋を訪問したのだが、何の応答も無かったとのこと。


写真(※クリックで拡大)
▲住民がオウムに対して提出した要求書

宛名は「上祐史浩殿」となっているが、この宛名だけを巡っても住民とオウム広報の間で一悶着あったようだ。
「宛名は誰にしたら良いのか、上祐氏なのか、それとも他の人物なのか」
と住民側が教団広報に尋ねるも回答はアヤフヤ。誰が代表なのかそれすらもハッキリしない現体制は、そのまま上祐氏の失脚を意味しているのか。

“〜守る会”は同日、オウム問題を風化させないためには街頭にてビラ配りと反対運動のための募金活動も実施。

写真

写真
▲オウム事件当時の記憶もないであろう小学生も募金に協力。
「怖い、何をされるかわからないから出て行って欲しい」と、不安を打ち明けてくれた。


「あれだけの事件を起こしたオウムは社会から消えなければならないのに、事件の被害者賠償金を払わせるためオウムを存続させなければならないという矛盾した現実がある。それなのに政府はほとんど動いてくれない……」

そう漏らす反対住民も。


小泉首相:松本被告死刑判決後、被害者の支援が十分かの問いに――
「出来るだけの対応はしないといけないと思っています」

“出来るだけ”の程が何となく想像できてしまうのだが、事件が風化しつつある今だからこそ具体的な対応が望まれるのではないだろうか。



( 探偵ファイル・M )


探偵ファイルTOPへ戻る